野犬や保護犬などの怖がりな犬への接し方をお教えします!【2】

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野犬や保護犬などの怖がりな犬への接し方をお教えします!【2】


前回の続きです。

ではここからはその方法についての話をしていきますね。

この方法は本当にすごく簡単で、例えば時間がある時、1~2時間でいいので家の中で愛犬に首輪とリードを付けた状態で一緒に過ごすんです。
やる事はたったこれだけです。

ずっと同じ場所にいないといけないと言うわけではなく、多少リビング内で動いてもらっても結構です。
ちょっとした部屋の片付けをしながらとか、掃除機とか火を使わないような簡単な家事をしながらや、もしくはちょっとリビングでゆっくりする、ソファでくつろいだりする時で構いません。

ただこのお部屋の中を連れまわす際に、1つ大切なルールがあります。

それは、「私は今犬を連れている」という感覚を忘れる事です。
忘れる、と言うよりも忘れているフリですね。

要は犬に対して、見るわけでもなく名前を呼ぶわけでもなく、ただ単にリードで繋がれてるから一緒に過ごしているだけ!というスタンスでいて欲しいんですね。
飼い主さんが動くと犬も一緒に動いていくよっていう感じ。じっと自分がソファでテレビ見たり、くつろいだりする時はリードの範囲で犬がいてるだけです。
ただそれだけでいいです。

そうすると、この距離感に入った犬はどうなると思いますか?
最初は凄い近いなと思うわけですよ。でも別にプレッシャーないですよね。
見られる訳でもないし、声をかけられる訳でもない。自分のアクションに対してリアクションがある訳でもないし、本当に無なんですよね。ただ傍にいるだけ。
飼い主さんが動いたら自分もつられて動いて、ソファとか椅子に座ったら自分もそこの付近にずっといる。

ただそれだけなんですけども、犬はどんな風に感じるかというと、今までは飼い主さんと距離を作ってたわけじゃないですか。
それを強制的にリードの範囲で飼い主さんの近くにいるようにするのを毎日毎日続けていくと、それが習慣化して日常になってくるんですよね。

そうすると、だんだん元々の自分と人の距離ってどうやったっけって考えるんですよ。ぼやけてくるわけですよね。
前までこの距離は怖い、と思ってた距離がですよ、飼い主さんがリードで連れ回すことによって距離がぼやけてくる。
そうすると犬の方はこの距離でも別に注目浴びないし、大丈夫かも、みたいな感じに変わってくるんですよ。

【3】に続きます

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