2020年改正動物愛護法について思うこと【3】

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2020年改正動物愛護法について思うこと【3】

 

前回の続きです。

 

今回の数値規制については、国に対して愛護団体が、スウェーデンやイギリス、ドイツを見習って飼育環境を広くして運動場も設けるべきだという主張があり、規制の内容が決められていったという話なのですが、その参考にしている海外の「飼育環境だけ」を見習うのは僕は違うと思うんですね。
その国々に関してはブリーディングの規制がありきなんですから。
安定した気質の犬が多くなる様に整えてから、その後の環境のルールな訳ですよ。
日本の場合はブリーディングの規制がそもそも決められてない中で、環境だけ変えようとしてるんです。
順番が全く違いますよね。

僕がいいたいのは、気質の安定していない犬たちは話してわかる子だけじゃないと。
一生懸命愛情を与えても与えても、それだけで変わる犬だけではないと。
中には無条件で人を襲ってしまう犬もいてる訳ですよ。
それが海外よりも多く含まれてるっていうのはなぜかっていうと、ブリーディングの基準がそもそも海外より遅れをとってるからです。
なので、そこを厳格化することが1番大事なんです。
そしてその上で、今回の数値規制のような環境が大事だと思うんですよ。

なのでそこを飛ばして、生まれてからの話を改正するっていうのは、どんな意図があるのかなと僕は思います。今はとりあえず環境だけでもっていう思いなのかもしれませんが、、とにかく順番が間違っています。

でもこれってドッグランができた時のシステムと一緒なんですよね。
海外にドッグランがあって、それが20年前ぐらいからかな?日本で徐々に流行り出したんですよね。
これだって、そもそも犬の教育っていう文化がなかった時期にいきなりドッグランを作ってしまったから、そらドッグランの中はむちゃくちゃなります。

そういう事故っていうのはあまり広がりにくいですが、どれだけ事故起きてるかって話ですよ。
教育を知らないままランだけ作った結果、順番を間違えた結果、そうなった訳です。

今回だってそうかもしれないですよね。

【4】に続きます

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