ゴールデンレトリバーについて❸
【歴史や性格、迎える前に知ってほしい注意点】
前回の続きです。
〈ゴールデンレトリバーと一緒に暮らす上での注意点〉
もう4〜5年ぐらい前になるかなと思うんですが、日本でゴールデンレトリバーと新生児との事故がありました。
その事故が一体どんな理由で起きたのかは分からないですが、特にアメリカタイプはコミュニケーション能力が高いからこそ一歩間違えると関係性っていうのはおかしくなるとも言えると思っています。
要は偏った愛情になってくると、そこから嫉妬っていうのが出てくる訳ですよ。
これはコミュニケーション能力がだから高いからこそですよ。
例えばクラスの人気者やった子が、突然新しい転入生がやってきて、その子が自分よりもみんなにチヤホヤされ出したらどう感じると思いますか?
今まで一番人気者やった自分ががみんなから注目されなくなる。
簡単に言うとそういうことなんですよ。
みんなでクラスで「面白いね」「かわいいね」って1年生からずっと言われ続けて持ち上げられ続けてたらやっぱりそれが当たり前になってくる訳ですよね。
そこに新しい子、例えば赤ちゃんが入ってきたりとか、子犬が入ってきたりとかすると、今まで持ち上げられ過ぎた結果、凄く歪んだ自信につながってくるから、自分がそこからスポットライトを浴びる回数が少なくなれば、こいつ邪魔やなっていう風に思っても当然じゃないですか。
だから持ち上げ過ぎというのはあまり良くないよ、と。
何でもかんでも一番にしてあげるとか、好きにさせてあげるっていうことは良くないよということです。
愛嬌がいいからこそ、ですよね。ほどほどにねっていうこと。
そのほどほどがないからどんどんどんどんね、「こんなはずじゃなかった」「あいつが来たからや」っていう風になってきて、その嫉妬心から攻撃性が上がったりもします。
そしてもう1つ。イギリスゴールデンはガンドッグとして回収するのが仕事ですよね。
回収して渡すまでが仕事やけれども、そうなってくると自分が回収したもの、要は自分が手に入れたものを触ろうとして取ろうとすると、めちゃめちゃ怒る子もいてる。
その物品を回収するのが仕事ということは物品に執着しやすいこともありますから、それをちゃんと人に渡すっていうことを、小さい時からボール遊びの中で教えておく必要がありますね。
持ってきてちゃんと渡す、そしてまた投げてもらう。
その回収するものっていうのはボールでもおもちゃでも何でもいいです。
これはあなたのものですなくて、一緒に遊ぶ時に出てくるおもちゃですよっていう風に思わせないといけないんです。
さっき言ったみたいにアメリカタイプではおだてすぎて愛情が歪んでしまい自信を与え過ぎて、嫉妬から攻撃性に移ることもありますよと。
イギリスタイプはイエスとノーがはっきりしてるから、回収するものを自分のものやと思って守ったりもすることもありますよと。
先ほど話した事故というのが、こういうパターンで起きた事故だと言ってるわけではないですが、こんな危険性もあるよと言うのは知っていてもらえたらいいなと思います。
アメリカンタイプにせよ、イングリッシュタイプにせよ、どちらにせよやはり正しい関係性を築くことが大事。
ちゃんとした躾、教育が必要ですよということです。
ゴールデンレトリーバーは何をしても怒らないとか無害だとか、ひたすら愛嬌があるとか、子供が好きとかっていうイメージを勝手にゴールデンレトリバーに抱かないで勘違いしないであげてほしいなと言うのが僕が伝えたいことですね。
そうするとゴールデンレトリバーもかわいそうですよね。
そしてタイプもありますから、そこも考慮してしっかり分かってあげて迎えてあげてほしいなっていう風に思っております。
という訳で、今回はゴールデンレトリバーについて話しをさせていただきました。
ぜひ参考にしてくださいね。
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