しつけ(教育)・リハビリと虐待との線引きとは?【2】
前回の続きです。
そんな風に過剰になってしまってるこのご時世で、やはり「犬の教育・リハビリ」という面に関してでも、「虐待」に繋げてしまう人がいるんですよね。
リハビリが必要な犬っていうのは、何か問題を抱えている訳です。
その問題を改善する為には、色々な事を克服しないといけないんですよ。
例えば物凄く怖がりの子はその恐怖心というものと戦わなければいけないし、自分の感情のままに生きてきた子の場合は我慢を覚えなければいけなかったり。
そういったものを克服するって本当に大変です。
やっぱり犬って苦手なことをするとものすごく嫌がるし、暴れます。
人間みたいに苦手を克服しようと思う犬はいませんから。
でもそれを克服しないと日常生活に支障をきたしたり、ひどい子の場合は生きるか死ぬかの問題になります。
だからこそ、そこで人間と犬が頑張って一緒にリハビリをするんです。
楽な教育やリハビリでは改善されることはないですから、側から見たら「かわいそう」と捉えられるかもしれません。犬を抑えなあかん時もありますから。
でもそれは、その犬と飼い主さんがこれから先、問題なく暮らしていける様にする為に必要な事なんですよね。
でもそれを知らずにその部分だけを見た人が、「虐待や」って騒ぎ立てるんです。
その前後の経緯っていうのを、そこだけを見た人は全く知らないし、その犬がどういう問題を抱えてて今どういう状態でっていうのも知らない訳ですから。
少し前まではね、ある程度ここまではちゃんとせなあかんっていう線引きってもう少しあったと思うんです。
「犬やねんから」っていうね。
この一言があって線引きがあったところが、最近はもう本当にちょっとしたころで虐待って言葉が出て来てしまいますから、ここがどんどん教育とかリハビリに不向きな線引きになってきてるような実感はあるんですよね。
【3】に続きます
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