本気噛みをする犬に絶対にしてはいけないアプローチ方法【3】
前回の続きです。
最初はね、もちろん口輪つけても噛みにはきますよ。
でも口輪をつけてますから、怪我はしませんよね。
ということは、そこの時点で人が怯まないで済むわけですよ。
そして噛まれないからその練習を根気よく続けられます。
練習を続けることで犬に対して教えられる、伝えられる訳ですから。
「そこで暴力を振るわなくても怖くないし痛くないから」とね。
そうなってくると徐々に犬の方が怒りのハードルを下げていったり、ここは安心していいんだなとかいう風に感じ方を変えていけたり、お互いに安心して進められるのが正しいリハビリ方法です。
だからくれぐれも絶対に一か八かで噛まれる様な方法を取る必要はありません。
怖いのに手を出して無理する事ではないです。それは本当にダメです。
手とか足とかだけでなく、下手したら顔とかね、色んなとこ噛まれるんですよ。
僕のお客さんでも、問い合わせ来る前にオペしてらっしゃる方もいます。
入院とか全身噛まれたとか。
柴くらいでも10何箇所噛まれる場合もありますよ1回で。
一応ね、12〜13キロで人を殺傷できる体格だとは言われていますからね。
だから犬を侮っちゃダメですし、そういう風に軽く安易に考えちゃいけないと言うことだけは口酸っぱく言わせてもらいます。
その方法じゃなくてもっとセーフティで改善できると。
恐怖心と戦って、なんとか震えながら触って大丈夫やった!っていって、次もう一回って同じことをしたら「ガブッ!!」っていうのは普通にありますからね。
自分の体を大事にしてください。
そして犬を加害者にしてあげないで欲しいと思います。
攻撃性があるときほど、安易に信用したらダメです。
犬を改心するっていうのは、かなり時間のかかる大変なことですから。
根気よく、時間と愛情、そして覚悟がいる、ということです。
まずはリハビリへの1歩として、ここだけは誤解ない様に進めて欲しいので今回はこのテーマでお話しさせて頂きました。
僕も必ずセーフティとって練習しますし、飼い主さんが出来ることでないとリハビリと言えません。それを教えるのがトレーナーやと思います。
飼い主さんが出来る方法でスキルを渡して、飼い主さんが改善していくという方法が本当のリハビリだと思ってくださいね。
ぜひ参考にしてください。
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