お金を出して犬を「買う」のは悪いこと?【2】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

お金を出して犬を「買う」のは悪いこと?【2】

前回の続きです。

そんな風に、お金で命のやり取りをすることに関して異常に反応される方が一部いらっしゃるんですが、なぜそんな嫌悪感を抱かれるのかがよく分からないんですよね。
例えばブリーダーさんにしても、あの方達はあの方達の務めを全うしてるわけですよ。

日本っていうのはどちらかというと犬の血統や交配に関してはそれほど取り締まりがないんですね。
例えば犬の出産に関しても、1頭につき回数が決められてるわけでもないですし、何歳〜何歳までしか交配はダメですよとか、純血種同士でないといけないとか、遺伝疾患があったらダメですよとか。
そういったルールが海外よりも少ないというか乏しいんですね。

だから日本でこの20〜30年以上続くペットブームとともに、血統が乱れる犬種がいっぱいいるわけですよ。
一般の人も自分とこの犬に子供を生ませたいと思う方もたくさん居てますから。
こういった時にしっかりとルールがないと、知識が少ない素人同士の交配がどんどん増えていき、そしてどんどんと血統が乱れていってしまうんですね。流行ってると言われてる犬種は特にです。

でもどんな犬種にしろ、スタンダードな体格で、性格も安定していて、心身共に健康で遺伝疾患が少ない、そういう子達をきちんと作っていこうというブリーダーさんがいてるから、少なからず日本で乱れてしまいやすい犬種の血統をなんとか下支えし、守られてきているんです。
これはものすごく大変なことです。
純粋に乱れてしまったものが、すぐに戻るわけじゃないですよね。流通してしまってるわけですからね。
本当に大変な職業だと思います。

だからそういうことも含めて、僕はブリーダーさんから犬を「買う」っていうのは全くもって悪い事ではないと思っています。

僕が強く思うのはそういった「犬を買う」ということよりも、衝動的に買えてしまうという「手軽さ」というところが怖いと思うんですね。

 

【3】に続きます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

SNS上では記事を分割して更新しておりますが、「いぬプロLINE公式アカウント」では毎週月曜日に記事の全文をLINEメッセージにて配信しております。https://lin.ee/1cOIoLj3r
ぜひお友達登録よろしくお願い致しますm(_ _)m

関連記事一覧