トレーニング中の飼い主さんの挫折について【2】

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トレーニング中の飼い主さんの挫折について【2】

 

前回の続きです。

でもそうじゃない子、根っからじゃなくて軽度〜中度くらいの子というのは、さっきも言った通りリードを持った時にもう9割5分ぐらいは変わるわけです。
そしたら飼い主さんからしたら、「何この子!」みたいな感じになるんですよね。

でもそこで飼い主さんに持ち手を変えるとたちまちいつも通りになってしまうわけですよね。だからそこで一回挫折するんです。

なので僕はいつも時間かかるというのは口酸っぱく伝えているんです。
もちろん軽度にせよ重度にせよ、どちらにしても僕と同じように犬に伝える為には、飼い主さんのスキルをつけてもらわないといけないわけですから。

だからそういうところで新規の方っていうのは一回挫折する。
でも挫折してからそこから這い上がって考え方を変えていってもらって、「私が1から勉強しなあかんな」って思えたところからが本当のしつけのスタートですよ、リハビリのスタートですよということなんですよね。

実は犬に教えるのは簡単なんですね。重度の子以外はね。
自分の伝え方っていうのが100%その子に伝わってるのか伝わってないかで、犬の行動が全然変わってきますからね。飼い主次第ということです。

でもさっき言った重度の子っていうのは、性格的に元々持ってるものがすごくきついとか、攻撃的だとか、普通じゃないくらいに怖がりになってしまってるよとか。
保護犬でね、過去にトラウマがある子とかもそうですよね。
いろいろな心の病というか、脳の病とか経験の病とか遺伝的な病とか。
そういうふうに心が病んでしまう。頭が病んでしまう。正常に機能しない。
それで負のスパイラルに陥ってしまう結果、正しい行動ができなくて、ずっと力んで神経たった状態でということになってくる。
こういう面がある重度な子はで普通とは捉え方が違うわけですから、なかなかすぐにいっぺんに変えるっていうのは僕でもそれは無理です。
正直無理です。
ただ、態度が変わるっていうのはもちろんあります。
それはあると思いますけど、人にスキルを付ける必要だけでなく犬側も理解するのに時間がかかるわけなので、もっともっと時間がかかりますということになりますね。

【3】に続きます

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