愛犬を褒めて伸ばす「だけ」で本当に問題行動は改善するのか?【1】

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こんにちは、いぬプロの山本です!

少しでもこのいぬプロジェクトの活動を広げる為、Youtubeでの動画配信に加え、SNSでも皆さんに正しい情報を発信していこう!ということで、定期的に犬にまつわる様々なテーマについての記事を更新しております^^

愛犬を褒めて伸ばす「だけ」で本当に問題行動は改善するのか?【1】


今回のテーマは、「褒めて伸ばす教育」についてです。

「褒めて伸ばすしつけ・教育」

この言葉、ものすごく良いものに聞こえると思います。
先に1つだけお伝えしておきたいんですけども、僕ももちろん褒めて伸ばす事については大賛成です。
ただ、褒める「だけ」という事に違和感を感じているんです。
そこは最初にご理解いただきたいなと思います。

皆さんは今までに、ものすごく「褒めて伸ばす教育」というものに対して美しいビジョンを掲げて指導していらっしゃる方に出会った事はないでしょうか。

例えばそういう方の前で犬を叱ったりするのを見られると、「そんな事しなくても目と目を合わせて伝えればこの子は分かる」とか、「愛があったら言いたいことが伝わる」とか、そう言ったことをおっしゃられる方がいます。
と言っても、僕自身は直接言われた事はありませんが、僕のお客さんから本当によく聞くんですよね。そういう話を。
今回は犬の話ですけども、これは人間の子供の教育でも同じだと思います。

 

僕は「褒めて伸ばす教育」というのはなぜ叱ったらいけないのか?というのがものすごく疑問に浮かぶんですね。
僕は叱ることと褒めることはコインの裏と表みたいなものと思ってるので、褒めるけれども叱る時は叱る。
ここは本当に表裏一体でないといけないと思うんですね。
なので、僕がそういう方にもし会うことが出来たら是非質問してみたいと思っていることがあります。

 

それは、「あなたやあなたの周りの犬や人間の子供達、もっと言うと今まで関わってきた犬と子供達に『ダメ!』とか『コラ!』という注意だけでちゃんと言う事を聞いてきた子供達はどれくらいいますか?」という事です。

確かに注意だけで聞く子も中には居てるかもしれません。
でも僕自身も、『ダメ!』とか言われて聞く様な子供ではありませんでした。

そういう風に自分の経験を織り交ぜて考えた時、言葉だけでいう事を聞く様な子供は、果たしてどれだけいるのか?「そうやな、僕が悪かった。ごめんなさい。」なんて素直にいう子なんかいてるかな?と。
そんな言葉だけで聞くわけがないやん、と僕はものすごくそう思ってしまうんですよ。
だからそういう方が居て、本当にそれでうまくいっているのであれば、みんなあなたに関われば世の中の犬や子供が悪い事しなくなるという事ですよね。そうなると刑務所もいらなくなりますよね、と。

ちょっと意地悪な例えになりますけど、でもそういう風に思っちゃう訳ですよ。

 

【2】に続きます

 

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