犬の認知症について【3】 〈症状のチェックリストから予防法や必要な準備まで〉

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犬の認知症について【3】
〈症状のチェックリストから予防法や必要な準備まで〉

前回の続きです。

そして日本でいうと、特に柴犬が認知症になりやすいと過去の研究で指摘されています。

でも昔は、認知症の柴犬なんて聞いたことがなかったと思いませんか?
これは一説によると、昔は犬は人の残飯を食べることが多く、その残飯の中にお魚が混ざっていることが多かったんですよ。
なので必然的にDHAを摂取することが多く、昔の犬は認知症がまだ少なかったんじゃないかという説もあるんです。
柴犬は特にそのDHAが必要なんじゃないかとか言われてますけれども、でも実際のところハッキリは分かりません。
どうしてもフィラリア等の病気の予防がまだ無かった時代は、認知になる前に8歳9歳で亡くなっている子もたくさんいてたので、今は昔と比べて長生きするわけですからね。

なので、結果的に今は認知症になりやすいというか、そういう症状が出る年齢まで達して生きてることが多いからそうといえるのかも知れませんね。
でもその一説を参考にするのであれば、特に柴犬や和犬に関してはDHA等をシニアに入る前から与えておくのはいいのかもしれません。

 

そして先ほどお伝えしたように、もちろん認知症になったら毎日の習慣だったことがができなくなることもあるかもしれないし、警戒心が強くなることもあるかもしれない。
だからこそ、今元気な年齢のうちからある程度、服やハーネスの着脱、足ふき、体ふき、おむつをする、体をひっくり返す、ブラシをする、口の中をチェックする、お薬を入れる練習をする、こういった練習は備えといて損はないっていう風に僕は思っております。

若い時は良かったけど、年齢を重ねると本当にどうなるか分かりませんから、それに備えてほしいというところで、今回認知症についてお話させて頂きました。

 

あと余談なんですけど、やっぱり認知症になった時にですね、どうしても夜泣きすることもあるんですよね。
夜泣きをしなくてもずっと夜に活動して全然寝ないこともあります。
それって飼い主さんもしんどいじゃないですか。
だからどうしてもの時は、獣医さんに相談して、睡眠導入剤や精神安定剤を服用させることも1つだと僕は思っております。
ただこれに関して必ず守ってもらいたいのは、正しい処方の量ですね。
時に効果が全然なかったりとか、逆に効果がありすぎて危険だったりする場合があります。
なのでくれぐれも認知症になって夜泣きが酷い。何とか寝させたいって思ったからといって、市販のものを勝手な量で与えないでくださいね。
そのまま本当に帰らなくなってしまうこともありますから。
その辺は絶対に自分達で判断しないようにだけ、よろしくお願いいたします。

そして認知症の愛犬の介護をする時間というのも、やっぱり今まで以上に見ておかないといけない時間が増えるので、家族みんなで協力しながら見れるような環境作りにしてあげるのも一つだと思います。
一人に負担が全部かかると大変ですからね。
協力し合って飼い主さんが体を壊さないようにしてほしいと思います。

よければ参考にしてください!

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最後までお読み頂きありがとうございました。
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そうする事で愛犬と暮らす皆さんが正しい情報を知り、間違った情報を正し、認識を変え、それを日本中に広げていくことが出来ると思っています。
ぜひ皆様のご協力をよろしくお願い致します!

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