見落としがちな散歩の注意事項【2】
前回の続きです。
僕たちは2足歩行なので視界が上になってしまうので、犬の目線ってあんまりフューチャーされないんですが、想像してるよりも犬の目線と人の目線って全然世界が違うんですよね。
小型犬だと地面から30~40センチの世界になるので、人間がほふく前進したときくらいの目線と思ってもらったら想像しやすいかもしれませんね。
その目線だからこそ、びっくりしたりとか、怖かったりとか、過剰に反応してしまうとか、拾い食いをしてしまうとか。
自分たちには全く情報として入ってこなかったことが、犬にとっては大きな情報になります。一緒に並んで歩いていても、犬と人との世界は大きく違うという事を頭に入れておいてもらうと、また気をつけてあげられることが増えると思います。
最後にもう一度散歩時の注意事項をまとめてみたので、自分は大丈夫かな?とぜひチェックしてみてください!
1、首輪のチェック
ちぎれかけていないか、バックルの部分は破損していないか(プラスチック製のものは特に劣化して割れてしまうことが多いので要注意です)
2、リードのチェック
ちぎれかけていないか、ほつれていないか、ナスカンがこわれて外れやすくなっていないか、首輪にしっかり装着できているか
3、ハーネスのみの使用は避ける
体にフィットしているように見えるのですが、意外に簡単に抜けます。体をひねったり、犬が後ろに引っ張ったりするとすぽっと抜けてしまいます。ハーネスのみで散歩している犬の逃亡率はかなり高いです。
ハーネスは安全という認識の方が多いと思うのですがこれは間違いですので、ハーネスを使いたいのであれば、保険として首輪も必ずセットでつけるようにしてくださいね。これは僕のお客さんには常日頃から言っています。
4、他犬や歩行者、自転車、車などとの適切な距離間の確保
全ての人が犬好きなわけではありません。怖いと思われる方もたくさんいますので、適切な距離を保ちましょう。
自転車や車からは犬を認識出来ていない場合もあります。狭い道などでは特に注意してあげてくださいね。
5、ノーリードの犬に気を付ける
マナーの悪い飼い主さんはたくさんいます。ほかの犬にケンカを売りに行くような子でも、知らん顔して放している人も中にはいらっしゃいます。
そういう方には、繋いでくださいと注意しても、トラブルになった時に話をしに行っても、全くお話にならないことが多いんですよね。何を言っても伝わらないとか、逆ギレしてきたりとかもざらにあります。そういう人とは関わりたくもないですから、自分の犬を守ってあげられるように適切な距離をとって、ノーリードの犬が寄ってきたら抱き上げてその場をやりすごしたり、抱っこが難しければノーリードの犬を見つけた時点で道を変えたりして、犬を守ってあげてくださいね。なんで何も悪いことをしてないこっちが!と理不尽に感じてしまうこともあると思いますが、なるべく関わらないのが自分の為にも犬の為にも1番良いことだと思います。
6、ドッグランでのトラブルにも注意
ランに入っているからといって、すべての犬が友好的という訳ではありません。
しっかり周りを観察して、無理のないように遊ばせてあげてください。
少しでも危険を感じたらすぐに外に出ましょう。
7、フレキシリード(伸びるリード)は使う場所に気を付ける
路上で使用していて、自転車がヒモに引っかかって転倒したり、リードを伸ばしていてほかの犬と接触してしまったりと、トラブルが多いです。
路上や人通りが多い場所では伸ばさないように徹底して使ってください。
8、排泄の処理は必ず!
これは説明するまでもなく、飼い主としての当然の義務ですね。
マナーをきちんと守るかどうかで、周りの方の印象は大きく変わります。
1人1人の意識を高め、愛犬とのより良い生活を作っていきましょう。
公園での悲しい事故は1人1人のマナーや少しの注意で防ぐことが出来ます。
もう一度散歩に行くときの注意点をおさらいしていただき、安全で楽しく事故のない散歩にしてくださいね!
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最後までお読み頂きありがとうございました。
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