危険な夏から愛犬を守ろう! 暑さ対策・川遊びなどでの注意点【2】

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危険な夏から愛犬を守ろう!
暑さ対策・川遊びなどでの注意点【2】

前回の続きです。

【夏の注意点②レプトスピラ症】

レプトスピラというのは、野ネズミなどの野生動物の尿から感染する細菌性感染症です。これは皆さん耳にした事はあるのではないでしょうか。

夏になると犬と一緒に川や山などに行って、自然に触れる機会が増えますよね。
そうするとそこで野生動物の尿や、その尿で汚染された川などから感染してしまうことがあるんですね。
特に雨が降った後などは要注意です。
雨が降ると周りが湿地帯になりますよね。
地面が濡れてる状態、ウェットな状態です。
そうするとその菌がブワーッと広がっちゃうんですよね。
そこを裸足で歩きその足を舐め、地面に鼻をこする。
これでレプトスピラ移っちゃう訳ですよ。
皮膚のほんの小さい傷からも感染してしまいますからね。
レプトスピラは感染してしまうと、かなり高い確率で命を落としますから、川や山に行く場合は絶対に予防が必要です。

じゃあどうやって予防するのかといったらこれはワクチンの接種になります。
だいたい皆さん混合ワクチンを年に1回打ってるという方がほとんどですよね。
何種のワクチンを打ってるかはそれぞれだと思いますが、基本的にですね、山とか川、こういう場所に行くのであればやっぱり8種以上は打っとかないといけないと思います。

そしてこのワクチンの接種に関して1つ注意して欲しいことがあります。
例えば毎年10月頃にワクチン打っているとしますよね。
そして10月に打ってるからと安心して翌年の夏に川遊びに行く。
これはまずいんですね。

なぜかと言いますと、このレプトスピラのワクチンっていうのは実は6ヶ月で効力としては切れます。
なので1年に1回打ってたとしても、もしかしたら接種した時期によっては夏の時期に効果が切れてる場合があるんですね。
だからこれから山とか川に行く子に関しては、前回のワクチン接種から6ヶ月が過ぎていないか必ずチェックして下さい。
じゃあもしも6ヶ月過ぎていた場合はどうしたらいいのか?
これはレプトスピラだけ単体でワクチンを打つことができます。
なのでかかりつけなどで「山や川に行くので、レプトスピラだけ打ちたいんですが」と相談してみて下さい。
必ず忘れないように要注意です。

あとは川とか山とかに遊びに行くつもりはないっていう方も、注意しなければいけない場合があります。
それは散歩コースに河川敷などが含まれている場合です。
山や川でなくてもネズミは生息しています。
なので、湿地帯になりやすい河川敷は注意しておかなければいけない訳です。
実際河川敷で感染した犬達もいてますし、命を落とした犬もいてます。
湿地帯を歩かなければいいんでしょって話なんですが、そういう場が散歩コースになってるんであれば、100%歩かないようにするっていうのはなかなか難しいと思うので、僕はその場合でもワクチンは打つべきかなと思っております。
レプトスピラに感染する確率っていうのは決して高い訳ではないですが、実際に感染した犬もいるのは事実です。くれぐれも油断しないようにして下さい。

【3】に続きます

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