【質問に返答!】小型犬7頭の多頭飼い❷
「子供に吠えてしまうのですが、躾でなおせますか?」
前回の続きです。
じゃあこの基礎トレっていうのは何をするのかというと、犬に対してこちらの意思をどう伝えるかっていう勉強をしてほしいんですよね。
要は犬側のトレーニングというのははもちろんですが、それよりも飼い主さん側の勉強が重要となります。
リードを使いつつ、自分が愛犬に対してどういう態度で接してどういう方法を取れば意思の疎通をしていけるかというところを飼い主さんが学んでいただくことによって、その犬が飼い主さんのメッセージをきちんとキャッチをして、それに対して動くようになるということです。
そうしてこちらの意思を伝えれるようになれば、そのキーになってる犬達を子供が近づいてきた時に先にマークして抑える、吠えたらあかんよって事を伝えていけるようになるんです。
でも最初はそれだけ聞くと、「そんなんできるの?」みたいに思うかもしれないんですけど、これって基礎トレの積み重ねでできるものなんですよね。
基礎を積み重ねることで、ちょっとリード引くだけでも「あっママが言ってるからこれ以上はアカンわ」とかそういったストップがかかるようになってくるんですね。
でもそんな風に飼い主さんがリーダーシップをとれなかったら、その犬が全部決めないといけなくなるわけですよね。
守ってもらえる相手がいないと、怖さも100%感じるし、実際に危害を加えたれた経験があれば尚更ですよね。
「こっちくんな!」ってアピールしないといけないじゃないですか。
自分の身は自分で守らないといけないわけですから、当然そうなりますよね。
だからそういうところにしっかり飼い主さんが入り込んで、「大丈夫やから」「じっとしておきなさい」っていう意思を伝えられることが大切ですよね。
でも子供に対しても、最初は吠えなかったのが、ちょっかいを出されたことで吠えるきっかけになったわけですが、もう今や子供を見たら前のめりになってるわけですよね。
前やったら「ちょっかい出されたから吠える」とか、「触られかけたら吠える」やったけど、触ってもないしと見られてもないけれど、横を通過するだけで吠えてしまうという風にどんどんどんどん前のめりになってくるんですよね。
犬の方は早く安心感を手に入れたいから、道ですれ違う瞬間だけでも犬は先手を打って早く追っ払って安心感を得たいというわけですから。
そういう風にするからどんどん行動が速くなるんですね。
でもさっきもいったように、その時に飼い主さんがしっかりとリーダーシップを取りながら、「通過するけど黙っておきなさいよ」って、「動いちゃダメよ」とか「吠えちゃダメだよ」って言うふうに伝えることを基礎トレをした上であればそういうことを伝えれるわけなんですよね。
だから最初に言った長く吠える子と先に吠え出す子、この犬達をピックアップして基礎練習を重ねるんですよ。
【3】に続きます
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