言葉が通じないハンガリーで通訳をしてくれたのは犬達でした【3】
【犬は人の影響を受けて育つことを身をもって感じた体験談】
前回の続きです。
そんな感じで師匠から修行を受けている時、僕は犬を介してその意味を理解していたといえるので、人間の影響というのは犬にとってものすごく重要というか、とても大きいものなんだと身をもって感じたということです。
そう考えると結局のところ、犬が問題とか犬の悩みというのは、もちろん犬単体のどぎつい遺伝的な性格もあるかもしれませんけれども、ほとんどは飼い主さんの行動の影響を受けて、犬はその行動をしているということなんですよね。
だから犬の問題というのは、飼い主の問題になるよというのは、これはごく自然なことですよね。
でも飼い主さんは、自分の行動に犬が影響を受けているっていうことに気付かないまま、犬自身の悩みにしちゃうことが多いんですけれども、実はそこが大きく影響しているということです。
だから皆さんもですね、愛犬の行動自体を問題視する前に、自分達のこの無意識な行動が犬の問題の引き金にしてしまっているかもしれない、自分が発端かもしれないんだ、という風にまず考えていただけたらなと思います。
でも自分ではなかなか無意識な部分というのは気付けないですから、その行動はこんな風に影響しているんですよと、要は無意識な部分の行動を意識的な行動に変えてもらうために僕は飼い主さんによくお話ししています。
そしたら飼い主さんも「そういえばこんな行動してたかも」となんとなく気づく方もいらっしゃるし、言われて初めて今気づいたという方もいらっしゃいます。
さっきも言った通り、そういう部分の無意識なところを意識的に変えてあげることによって、問題というのは改善されていくわけですからね。
そこを見直さないとどんどんどんどん犬もエスカレートしてくるということになります。
無意識に犬の要求に応えてしまっていて、人が犬に逆にしつけられてるということもありますからね。
良くも悪くも飼い主の行動が犬に影響を及ぼす。
だから人が行動を見直せば、犬はすぐに理解します。
すごく深い問題はまた別ですけれども、普通の教育しつけに関してはそうなんだよということですよね。
だから子犬のトレーニングというのはまっさらなわけですから、正しく教えていくと無駄なく覚える、だからとてもいい子になるよということになります。
こんな風に種族が違って話すことができなくても、何を言っているか分かるぐらいのレベルで犬はいろいろ教えてくれるということを今回お話しさせていただきました。
僕が現場に行ったときに、練習をサボっているかサボってないかも犬が教えてくれます(笑)
ぜひ参考にしてくださいね。
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