コロナ禍で子犬を飼う人が増える中、改めて伝えたい子犬の教育の大切さ【4】

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コロナ禍で子犬を飼う人が増える中、改めて伝えたい子犬の教育の大切さ【4】

前回の続きです。

では子犬のトレーニングメニューの話をしていきます。

1「甘噛みをとること」
2「トイレを覚えること」
3「手動の補助」
4「ボディコントロール」
5「体のケアのリハーサル」
6「子犬のリーダーウォーク」
7「ボール遊び」

以上の項目が僕らが子犬の教育をしていく上での基本の7つのメニューになります。

3の手動の補助なんかは言葉では分かりにくいと思いますけど、犬の体にゆっくり手を当てて座らせたり伏せさせたり、体を動かす練習のことです。
あくまでも人の手で犬の体を動かす、コントロールするという目的のメニューであって、座れとか伏せとかをコマンドでさせるという頃が目的ではありません。
それは成犬になってから出来たらいいだけであって、僕らが大切にしてるのは、人の手で犬の体を引き寄せたり押したりができること、人間の手で押された時にはそれに抵抗せずに動く、素直な柔軟な心と体にしておきましょうねっていうことです。

5の体のケアのリハーサルというのは、例えばブラッシングにしても本格的にブラッシングをするのではなく、まずはじっとしてブラシを当てること、ブラシをおもちゃにしないことなどから始めていきます。

でもまずどのメニューを練習するにしても、まずは甘噛みを取らないことには進められないので、1番は甘噛みをとる事とトイレを教える事が最優先ですね。
※子犬のメニュー内容に関してはYoutubeの動画で実践動画がそれぞれありますので、興味がある方はぜひ参考にしてください※

この子犬のメニューをやり始めるときっと自分たちの苦手な項目が出てくると思います。
苦手な項目はしっかり時間をかけてあげて、少しずつ大人になるまでに質を上げていきましょうねっていう風に進めてあげてほしいと思います。

こういう練習が、日常に必要なシャンプーだったり、医療や老後のケアに直結することであったり、外でのマナーであったりとか、色んなことに通ずるんですね。
この練習は心の栄養素だと思ってください。
子犬に必要なのは、座れや伏せなどのコマンドがきけるとか、そんなことではないんですね。そんなんは本当にあとからでいいんですよ。
そうじゃなくて、人に合わせることが出来るとか、自分の意見を通さずに人に譲ることが出来るとか、人に安心して身体を預けられるとか。
柔軟な素直な心を育てるという事が本当に大事な子犬の教育なんです。

こういった考えが広まって、浸透していけばいいなと思っています。
子犬だけでもこれだけメニューがあるんです。それだけやらないといけないんですよと。
犬にもちゃんとした教育をと与えてあげてほしいということです。
教育=愛情ですから。

ただ、教育の方法や順番っていうのもその犬や家族によっても違いますからね。おうちに来るまでにもすでに自我が発達してる子と、まだまだ柔軟でこれからの子とやっぱり差はあります。
そこを早くからきちんと見抜いて正しい方向に育ててあげられるように、そして竹みたいに成長しきってからじゃなくて、成長する前の柔らかいうちにやる方がいいですよという事です。
僕が見てる犬たちはどちらかというと、竹が育ちきったカチカチの状態をやってるので(笑)
もっと大変ですよと、年数かかりますからね。

というわけで、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

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最後までお読み頂きありがとうございました。
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