叱るについての私の本音【3】
前回の続きです。
そういう風に攻撃性がかなりキツイ子に対しての叱り方っていうのは、ギアを上げていかないといけないです。
でもそうじゃない子達っていうのは、本当に可愛いもんで、僕がちょっと「ヴー」って唸る声を出したら「すいませーん;;」みたいな感じにすぐなります(笑)
可愛いよね、これくらいの叱り方で聞いてくれたらそりゃ理想ですよね。
僕らだって叱りたくで叱ってるわけじゃないし、叱る方もものすごいパワーがいるしね。そして相手の怒りを受け止めないといけないですから。
これを僕は毎日毎日、いろんな犬の怒りを受け止めて受け止めてっていう仕事なので、そりゃしんどい時もあります。
でもね、初めは僕に対して怒りしかなかった犬達も、だんだん感情が出てくるんですよ。
怒りとは違う感情ですよね。
褒めてるのが伝わってきて、僕に対して匂い嗅ぐのが増えてきたりとか、ちょっと触られるのも全然怖くなくなってきてとか。
で、そうなってくると、本当に目が変わってくるんです。
最初はみんな目がとんがってるんですよ。ひどい子達というのはね。
でも粘り強くリハビリしていったら、本当に変わっていくっていうところがね、僕が噛む子をたくさん受け入れてるっていう理由の1つなんですよね。
やっぱり最後よくなって幸せになって卒業していってるんでね。
体に触れなかった子達の体のケアが全部できるんですよ。そこまで教えれるわけですよ。
シャンプーとか、体の保定とか、点字点眼とか爪切りとか、レントゲンとか。
ひっくり返して保定したりとか、進める子は歯磨きとかね、全て出来るようになってくるんですよ。
こういうのを見てるとね、ここまでやれば変わるねんなっていうものすごいやり甲斐はありますね。
まあでもここまでやるのがものすごく大変だということです。
これはね、噛むだけでなく、吠えるとかいろんな他の問題でも同じように言える事やと思います。リハビリするのは本当に根気・根性が必要になりますからね。
【4】に続きます
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