【柄のいい多頭飼いの群れ】と【柄の悪い多頭飼いの群れ】 何が違うの?【2】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

【柄のいい多頭飼いの群れ】と【柄の悪い多頭飼いの群れ】
何が違うの?【2】

前回の続きです。

そして、みんながけたたましく吠える群れの場合は、その中でまた次に喧嘩が始まることもあります。

最初はみんなで吠えてるけど、そのうち「お前は黙っとけ!」みたいなね。
「お前は親分じゃない」「いや、お前も親分じゃないみたい」な感じで、その中の数頭が喧嘩になるようなこともあるんですよね(笑)

こうこういう子達、何が原因かというとさっきの逆ですよね。
まあ飼い主さんがそもそも群れを束ねられていないっていうのは前提にありますが、プラスその中での上下争いっていうのが結構頻繁に行なわれているとかね。

こういうところでね大きく変わってくるかなという風に僕は思います。

穏やかな群れの子達は、平和でのんびりで争い事は好まない。
テリトリー意識も少ないし、他の犬に対しても動じず好意的。
で、なおかつ飼い主さんがちゃんとしたリーダーシップを取れて統率されているっていうことですよね。

そして柄の悪い子達が、例えば「散歩に行って犬を見つけると全員で吠えて困るんです」とかまでなってくると、どこにもいけなくなってしまいます。
そんな子達をどう直していかないといけないかって言うと、まずはアプローチするべき犬を見極めないといけないと思います。
一斉にワンワンワンと吠え出したら、4.5頭いたらなかなか全員注意できませんよね。
そんなすぐ咄嗟に名前も出てけーへんしんね。なかなか。

でも大体はですよ。行動で言うと、そん中でも最初に先陣を切る先行タイプがいてるはずなんです。
Aが吠えたからそれに便乗して、ろくに周りを確認もしていないのにつられてBも吠える。
さらにC,Dも何もみてないし気づいてもないのに「俺もいかなあかん」みたいな感じで騒ぎ出す。
「続けー!!」みたいな感じなんですよ。
群れやからこそ、仲間がいるからこそ、みんな気が大きくなるみたいな感じなんですよね。

これは人間も同じですよね。
集団で偉そうにオラオラと歩いてるグループの方が、みんなと別れて一人になったらそんな偉そうに歩いていないっていうね。
こういう人たちと同じですよ。
これは何歳になってもやる人はやるわけですよね。で、犬も同じなんですよ。

一人やったらなかなか強く出られへんのに4,5頭で集まってると、オラオラになるみたいな感じなんですよね。
こういう器ちっちゃい子も実は多いんです。中にはね。
でも、元々安定していたにもかかわらず先住犬のAが吠えて、Bも移って、Cも移ってってなってくると、元々の性格がそうでない子達も移っていく場合があります。

【3】に続きます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

SNS上では記事を分割して更新しておりますが、「いぬプロLINE公式アカウント」では毎週月曜日に記事の全文をLINEメッセージにて配信しております。

ぜひお友達登録よろしくお願い致しますm(_ _)m

 

関連記事一覧