【質問に返答!】撫でると唸るトイプードル
「コロナ禍での犬とのベストな距離感はありますか?」【2】
前回の続きです。
そしてコロナ禍の犬とのベストな距離感というところに関してなのですが、やはり依存しやすい子であればこのコロナをきっかけに「べったり」がさらに膨れ上がる子もいますし、そうじゃないタイプの子でも在宅ワークが増えると、単純に一緒に居る時間が増えるわけですから依存しにくい子も依存しやすくなる訳です。
距離感が近くて当たり前みたいな風にもなってしまうのは仕方がないのかなと思います。
しかもまさかこんな事態になるとは誰も予想できないですから、コロナになる前から準備をしておくということもなかなか難しい話ですよね。
例えばいい距離感を作るのに効果的なのは、家に家族がいる時もサークルに入れる時間を作るなどの工夫をして、ずっと一緒に過ごすんじゃなくて、家族はいてるけど今あなたはそこに入っといてね、っていう別々に過ごす時間があるということ。
この距離感を作るっていうのがすごく大事なんですよね。
でもそういうルールが全くない状態でコロナ禍でべったり過ごしてしまうと、どんどんどんどんそれが当たり前になってしまう訳です。
そうすると自分のメンタル的な弱さがあったとしても、全部飼い主さんと一緒に居ることでカバー出来てしまいますよね。
要は後ろ盾があるというか、飼い主さんがいてるからメンタルが不安定にならずに安定するんですよね。
でもそうなってしまった時に、飼い主さんが次またコロナが収まってきて仕事に出るようになった時に、今までカバーしてくれてたメンタル面が急にすっぽりと欠けてしまい、バランスを崩すということがあるんですよね。
それが吠えにつながったりだとか、おしっこをいろんな所にするとか、飼い主さんの気を引くじゃないですけれど、そういうような問題行動に結びついてしまったりすることがあります。
だからそうならないように日常の中でクレートやサークルに入っている時間をしっかり作って習慣化させてあげておくことが大事なんです。
留守番になったとしてもそこにいてる生活は普段と変わらず習慣は変わらないわけですから、飼い主さんがいなくなったという寂しさはあったとしても、ここでがっぽりマイナスにはならないですよね。
飼い主さんがいようがいまいが過ごし方をちゃんと分かっている子であれば、休み明けでもいつもと変わらない状態で過ごせますから。
やっぱりそれが安定した健康なメンタルだと思うので、それを見習って今からでも遅くはないので少しづつリハビリするべきかなと僕は思いますね。
【3】に続きます
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