【質問に返答!】 犬の気を引く「あ!!」という声掛けの必要性について【2】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

【質問に返答!】
犬の気を引く「あ!!」という声掛けの必要性について【2】

前回の続きです。

例えば甘噛みを直す時もそうなんですけども、甘噛みした瞬間に表情や態度は普通に。
でも手だけをパッと一瞬動かしてリードで注意する。
そうすると角が立たないんですよ。
だからポイントとしては、犬から見てそのリードを引く手が目立っちゃダメなんです。
パッと一瞬でリードを張って合図をする。
それによって犬がリードを噛むのはいいんですけれども、もし手に向かって噛んで来るのであれば、それは手が目立ってしまって犬の目の前でやり過ぎている可能性はありますね。

好ましくないことをすると、言葉はなしで合図をパンとするだけです。
で、注意したことによってその行動をやめたらまたすぐにこっちも普通に動き始めるっていう感じなんですよね。
甘噛みに対しての対処はこんな感じで教えています。

それを続けて、そこでその子がやったらダメなことがきちんと理解してきた時に、ふとまたその良くない行動が出た時に「あっ!」とか「コラ!」ていう言葉を使うのは有効的になります。
今までちゃんと口だけじゃなく行動をして注意をして、犬も理解してきているわけですから、その声掛けだけでも抑止力になるんです。

けども最初から「あ!」とか「ああ〜!」とか言葉だけでびっくりさせるっていう行為は本当にやらない方がいいと僕は思います。

あとは応用編として、例えば仮にお座りって言ってお尻を押したりとか、リードでコントロールしようとすると激怒りする子もいてるじゃないですか。
そんな子の場合も言葉を先につけて座らせることは絶対にしないんです。

そういう子にお座りを教える時は必ず「無言」でまずリードを真上に張って座らせることを教えます。
それが慣れてスッとお尻が落ちるようになってきたら、リード+手でお尻を押しても怒らずに座れるようにしてあげる。
その練習の間はもちろん怒りますよ。
怒るけど何回も何回も続けていけば、結局座ったらいいだけやっていうことを覚えていきますから。
リードを上がったら座ったらいいねんなとか、お尻を押されたら座ったらいいねんなっていう風になるまで、何とか克服して冷静に理解できるようになってから初めて「お座り」って言葉で言ってから、座らせるようにするんですよ。

そうするとね、そこで「お座り」って言葉をつけて同じように座らせてあげたら、もうコントロールされて座らされる事に関しては抵抗なく受け入れてるわけですから、言葉をつけたところで何にも変化なく、素直に「お座り」=座るっていうことなんやと怒らずに覚えることができるんですよね。

【3】に続きます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

SNS上では記事を分割して更新しておりますが、「いぬプロLINE公式アカウント」では毎週月曜日に記事の全文をLINEメッセージにて配信しております。

ぜひお友達登録よろしくお願い致しますm(_ _)m

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

関連記事一覧