スプリンガーレイジシンドローム(突発性激怒症候群)について【1】

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スプリンガーレイジシンドローム(突発性激怒症候群)について【1】

こんにちは、いぬプロの山本です!
少しでもこのいぬプロジェクトの活動を広げる為、Youtubeでの動画配信に加え、SNSでも皆さんに正しい情報を発信していこう!ということで、定期的に犬にまつわる様々なテーマについての記事を更新しております^^

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本日のテーマは、レイジシンドローム(突発性激怒症候群)について話していきたいと思います。

レイジシンドロームというのは正式にはスプリンガーレイジシンドロームです。
なぜスプリンガーかというと、一番最初にレイジシンドロームが発見されたのが、イングリッシュスプリンガースパニエルなんですね。
そのためスプリンガーレイジシンドロームという名前になっています。

僕これはよく聞くんですよね。
なぜよく聞くのかというと、僕のとこには本気噛みでのご相談が多いので、うちに来る前に獣医さんのところで見てもらって、突発性激怒症候群の可能性があると言われてくる子がたまにいるんですよ。
獣医さんもちゃんと調べてなくてもその可能性もあるよという話をすることもありますから。
で、そう言われた飼い主さんが、人との関係性とか環境とか、元々テリトリー意識が強いとか物品欲が強いとか、優位性をすごく示す犬とかね。そういうことが原因で噛む犬になっているにもかかわらず、病気だと決めつけてしまう方もいらっしゃるんですよね。

まず、激怒症っていうのはどんな病気かっていうのをお伝えしたいと思います。
これはまだ全部は解明されておらず、今のところ完治するような病気ではないんですよね。
激怒症は脳を落ち着かせるセレトニンという物質がどんどん低下していくことによって、いきなり怒り出してしまいます。
だから何かを取られて怒るとか、飼い主さんに注意されて逆切れするとか。寝ているときやご飯食べているときに触ったら怒るなど、よくあるケースでの怒りではなく、本当にいきなり怒ると思ってください。

例えば、朝起きてご飯食べたり散歩に行ったりなど、いつも通りのルーティンの中で、ふと目と目が合った時とか。
「あれ?目つきがおかしいな」と思った瞬間にガブっと噛んでくるんですよね。
そして噛んだ後、普通は再度噛みこんできたり、少し「やり過ぎたかな?」と反省したような態度をとる子もいます。

でも激怒症の子の場合は、「え、どうしたん?」っていう風に、全く噛んだ事をは覚えていないような態度をとるんですよ。
それくらいスイッチのオンとオフが激しい、これが突発性激怒症候群なんです。
病院などで激怒症といわれた子は、ここにちゃんと当てはまるかというのを確認してみて下さい。

【2】に続きます

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