ドッグトレーナー山本卓のミニ講座【第1弾】〈後編〉 「リードコントロールの大切さ」❸

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ドッグトレーナー山本卓のミニ講座【第1弾】〈後編〉
「リードコントロールの大切さ」❸

前回の続きです。

そうすると次は、そのお勉強の時間にいろいろなキーワードを増やしてステップアップさせていく。
最初は1つの指示、例えばシンプルな「ハウス」の指示だけやったのが、まずその場で「座れ」の指示、「待て」の指示。そして最後に「ハウス」というふうに繋げていくことも可能になってきます。
練習を続けることによって、リードを持たれていると必ず自分はそういうふうに動かないといけないっていう風なマインドになっていく訳ですから、そういったレベルアップも可能になります。

で、さらに続けていくと徐々にリードでも誘導しなくても言葉だけでスッと反応していくようになる。そうすると次はリードがない状態で指示を出しても聞くことが出来るようになりますよということですね。

リードコントロールの主導権をしっかり握るというのは、最初はもちろんリードを握らないということをきかない。一緒に動いてくれないのが普通ですよ。
でもそこでしっかりトレーニングを続けることによって、そこに言葉を付け加えたら言葉だけで動くようになる。
それが言葉の主導権なんですよね。これがコマンドなんです。

で、さらにそこからですね、もうリードを持っていなくても、付いていなくても、要はその空気感とか、もうそろそろハウスかなというので、簡単にスーっと入るようになっていくんですよね。
そこに関して何の戸惑いもなくて迷うこともなくて、「いや待てよ」とか「やっぱりまだ入りたくないな」っていう風なことを一瞬も考えずにさっと行動できるようになってくる。

そんな風にしながら、リードコントロールの主導権を握ることや意志を伝えるジェスチャーを含めて、犬に教えていく中でリーダーシップというのはどういうものかというのを学んでいくわけです。

だから本当にリードコントロールってものすごーく大事なんです。
ずっと基礎を繰り返して練習していくからこそ、表現力やジェスチャーも増してくる。
そうすると指示を何個も覚えられる。そして言葉だけでもできるようなことが増えてくる。
そして最終的にはリードなくても言葉だけで動けるようにになってくるんだよというのがこのリードコントロールの伝え方の質の上げ方っていうことになってくるんですよね。

こんな風にして進める訳ですから、最初からいきなり口で指示を出して聞くかっていうと、聞くわけがないんですよね。
やっぱりリードコントロールを基礎からやっていて、主導権を握るからこそ学ぶことがあって、その中でリーダーシップというのは積み重ねて増えていって犬の方がどんどんどんどん飼い主さんを尊敬していくという風になってくる訳ですよね。
ルールと共にね。

僕的には物凄く省いて喋ってしまいましたけど、まとめてお話しするとこんな感じです。
最後まで見てくださりありがとうございました!
ぜひ参考にしてくださいね。

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