ハンガリーで犬修行を始めた時の話【3】
前回の続きです。
師匠の家の近くにドッグスクールもあって、夏休みにキャンプがあったり、遠征があったりしてたんですよ。
マリノアやらシェパード、ドーベルマン、ジャイアントシュナウザーやらを連れた世界大会の常連さんがで集まってくる訳です。色んな国から来られていましたね。
そしてみんなサッカーのフィールドで1頭1頭練習していくんですけど、流石にこの時はとんでもなく緊張しました。
その時僕も始めて半年くらいだったので、もちろんそんなにスキルがある訳じゃない中で、周りは世界大会の常連の犬と飼い主さんばっかりなんですよ。
やっぱり「なんやあの素人は」って周りからみたらそういう感じだったのかもしれないですし、しかもアジア人ですからね。
だからすごい見られてた感じは初めは強かったですね。
そこに囲まれてずっとやってた訳ですから、メンタルも強くなりました(笑)
でもまあしばらくすると、喋れないわりには周りから気に入ってもらえてたかなとは思います。
キャンプも1週間くらいあるんですけど、色んなとこに行って色んな国の選手に顔を覚えてもらって。皆さん暖かい人ばかりですごくいい経験したなと思いますね。
僕は犬の素人の状態でハンガリーに行ったので、知識もないし、IPOも知らないし、言葉も全く伝わらない状態でした。
でも絶対に自分の仕事に出来る様に修行に行くという覚悟だったので、ハンガリーから何も得ることなく日本に帰ったらやばいと思い、とにかく何か掴んで帰らないと必死ですごいガッツいてましたね。
1秒も無駄にしてはいけないと思っていたので、とにかく学んで学んで学ぶ。
この学ぶ姿勢がものすごい大事なんだと身を以て感じました。
人は追い込まれたら学歴もないアホな僕でもここまで出来るんだなと感じました。
なのでこれから海外に行かれる方は、言葉を覚えに行きたいという漠然なものでもいいとは思うんですが、その先に何をしたいか。
これがあるとないとでは学びが大きく変わってくると思うんです。
「目標の為にただ言葉が必要なだけである」という前提になると、日常の中でもいい緊張状態が保てて耳がよく単語を拾うようになると思います。
今はネットですぐに調べられますけど、自分の辞書で調べるっていうのも僕はいいと思います。人によってはこっちの方が覚えるんじゃないかなと思いますしね。
これからコロナが収束したら、海外に留学に行こうとお考えの方。
勿論犬に関係していなくても。そういう方の参考に少しでもなれたら嬉しいです。
夢や希望を持って、一生懸命に頑張って学んで、いつもいい緊張状態を保ちながら、ぜひ素敵な海外留学を目指して欲しいなと思います。応援しています!
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