ボーダーコリーの多頭飼いの質問に返答!【2】 Q「先住犬やパピーの為に出来る事を教えてください」

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ボーダーコリーの多頭飼いの質問に返答!【2】
Q「先住犬やパピーの為に出来る事を教えてください」

 

前回の続きです。

例えば家にいてる時に、マックスがさほど弟・妹に関わろうとしないんやったらしないで別に構わないんですよ。
家でも2頭で遊ばへんとか、弟・妹が「遊ぼう」と誘ってもマックスが無視していたとしても、僕はそこは心配しなくていいと思うんですよね。
無理に関わらせる必要はなくて、要はどっちかっていうと遊ばせるっていうよりかは、遊ばないのであれば、じゃあそれを家族としてどういうふうにひとつの群れとして成り立たせるのかっていうところを考えてあげてほしいと思うんですよね。

遊んであげて、面倒見てあげてっていうお兄ちゃんやったら、群れとしてすぐに成り立っていくと思いますが、そういう犬ばかりじゃもちろんありません。
でも「俺の時間をとるな」「俺に気安く近づくな」とか、「今気分ちゃうねん」とか「そんなテンションでこっちにくるな」とか、こういう風な考えにはさせないようにしないといけません。

じゃあどういう風にまとめていくかって言ったら、さっきも言った通り今マックスとしている習慣的なトレーニングを今までと変わらず行い、その後に2頭目も簡単なトレーニングをします。
勿論マックスがこれまでやってきたことを2頭目にも教えていくわけですから、お母さんはその子を教育してるってことはマックスは勿論分かります。
そんな風に今お母さんと子犬が何をやってるかっていう目的がちゃんと分かってる方がいいんですね。

だから例えばそのトレーニングの中で弟・妹を褒めたとしても、それは自分もそういう風にやってきてもらってるわけやし、何かを学ぶためにできたときに褒めてあげるってことはよくわかってるんで、そういうふうな嫉妬のし方はしないんじゃないかなと思うんですよね。
例えば家の中に居て、やたらめったら、弟・妹がお母さんにべったりするとかって言うんやったら、それは自分の時間が削られたように思うけれども、トレーニングっていうのはもともと見ていることやからそういう褒められることに対して別に嫉妬はないし、弟が妹が誉められてるのを見て、次は自分が胸を張って次トレーニングしだすと思うんですよ。
「僕がお母さんの良きパートナーです!」みたいな感じアピールしてくると思います(笑)

で、そういう風にに自分の目の前で2頭それぞれをお母さんがリードを持ってリードしているのを見ていくると、徐々にお母さんが僕らをまとめているんだっていう風なニュアンスは伝わっていくはずです。
で、マックスの方もお母さんがこう動いているから僕もこういう風にしようって、この子とまとまらないとっていう風に、少しずつ合わせるような、そういう気持ちになっていくと思います。
散歩に一緒にいって、広場にいったらいつも通りお互いトレーニングして。
そうすると結構うまくいきやすいと思うんですよね。
ただ、その時に必ず先行で見せるのがお兄ちゃんにしてあげてくださいね。

なので2頭目を迎えることによって、マックスが変わったらどうしようとかっていう風にマックスを中心に2頭目のことを考えてしまうと、マックスの機嫌を損ねただけで、お母さんがマックスに気を遣って動くという図式になっちゃうけど、そうじゃないと。やることは一緒やと。
マックスとの習慣は何も変わらずに続けてあげて、私は何も変わっていないってことを見せるべきですし、2頭目に何をやっているかっていう目的を明確にそのマックスの前で見せるっていうのはすごい大事ですよね。
そんな風に考えて子犬を迎えたらいいかなと僕は思います。

【3】に続きます

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