乱繁殖されるミックス犬について思うこと Part2【2】
前回の続きです。
色んな方から頂いた情報の中で、まずびっくりしたのは「アメリカンピットブル×柴」のMIX犬です。
本当にあり得ないですよね。
柴もピットブルも単体でも教育が難しいというか、きちんと小さい時から教えていかないといけない犬種には間違いないですからね。
それを気質や性格関係なしに混ぜるってことはどうなるかは、誰が考えてもわかることですよね。
特に柴は神経質とか怖がりの子が多くて、攻撃性が高くなってしまう子がただでさえ多いです。そして判断がものすごく早くて、要は相手に対して「殴ろうかな」っていうのがないわけです。
「殴ろうかな」「殴った方がいいかな」の前に「殴っちゃう」というのが柴犬の本能なんですよね。そういうふうに作られてますからね。
だからそれとピットブルの攻撃力というか、それが合わさるとどんな風になってしまうかは容易に想像がつくとは思うんですよね。
そして他にも、僕の知り合いのトレーナーさんから頂いた情報なんですが、「ポメラニアン×シベリアンハスキー」ですね。
この組み合わせの子が110万円で売られていたそうです。もちろん血統書はないです。
みなさんどう思いますか?誰がそれをどういう理由で求めたんだろうと。
絵の具を組み合わせているかのように、これとこれで何になるのかなみたいな。
本当に発想が小学生ですよね。
あとは「ゴールデンレトリバーレトリバー×バーニーズマウンテンドッグ」。
実はこの子は口から食べ物を取ることが出来ずに、首にカテーテルを入れてご飯を与えていたみたいなんですが、半年ぐらいで亡くなったとのことです。
このように組み合わせによっては、未知なる病気を持っていたりとかする場合があるんですよ。
ゴールデンもバーニーズも遺伝疾患っていうのは比較的多い犬種ですし、それを軽減させるための組み合わせではなく、遺伝疾患のあるものとあるものを掛け合わせて、こういう食事が取れない子が生まれるっていうことは、大問題ですよね。
口に入れて飲み込むことが出来ないわけで、何らかの病気で働かないか、奇形なのかわからないですけれど。
首にカテーテルを入れてるという事は、のどの部分ですでに機能しないということなのかなとも思うので、本当に先天的な奇形っていうこともあるでしょう。
こんな風に身体的にもともとハンディキャップを与えるようなこととか、遺伝子疾患と遺伝子疾患が多い犬種で、さらに遺伝子疾患を複雑に合成させるようなブリーディングの仕方も絶対ダメです。
【3】に続きます
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