乱繁殖されるミックス犬について思うこと Part2【３】
前回の続きです。
今は本当に「珍しければ売れるから作ってしまえ」という風になってしまっていると思うので、掛け合わせる犬達の体格についても何も考慮されていません。
例えば顔が大きいフレブルやブルドッグ、パグなどの犬種と胴が長いダックスやバセットハウンドなどの犬種や小柄なパピヨンやイタグレなどの犬種を組み合わせるとどうなると思いますか？
首の骨が細いけど頭が大きい子、頭は大きいけど胴が長い子。バランスが悪過ぎます。
これ考えて欲しいんですよ。
日常生活の中で、「歩く、食べる、寝る、起き上がる、走る、排泄する」。
たったこれだけ。みんなが日頃、普通にする動作に対しても普通にできない子が生まれてくるということです。
これって本当にどれだけ辛いことかと考えてくれと言いたいです。
でもその問題をクリアしたからといって、MIX犬をたくさん作っていいっていう話ではないですよ。でも、まずは最低限そういうところから言わんとダメなのかなと。
こんな風にありえない組み合わせというのは求めちゃだめです、本当に。
買う側も求めちゃいけないし珍しいからと買ってはいけない。
食べるだけでも大変。水を飲むのも大変。起き上がるのも大変。歩くのも大変。
これがどんだけ苦痛か。
それが自分の姿のもともとの標準だと思ったら、どんだけしんどいか、自分がそれをやったらどう思うのか。
そして先ほども言ったように、攻撃性と攻撃性の打撃が強いもの同士を掛け合わせるのもどうなのという話じゃないですか。
一般家庭で飼えますかということを言っているんですね。
そしてそれは、先につながるブリーディングではありません。
そういうことを考えない自称ブリーダーなのか、それともお金に魂を売ったブリーダーなのか、流行りに乗じたブリーダーなのか知りませんけれども、そんな子たちを作るなと。売るなと思っています。
そしてそれを見た方々買わないでほしいと。心から思います。
本当に負のスパイラルみたいになってしまいます。
そうするとこういう子達がたくさん作り出されてしまいます。
それを極力皆さんで止められるように、買う側はこういう話もあることを頭に置きながらペットショップに立ち寄ってみてください。
ただ初めにもお伝えした通り、いいペットショップいいブリーダーさんはたくさんいます。
それは僕は批判していません。
これはもう一回最後に言いますけれども、そうではない一部の金に魂を売ったペットショップやブリーダーさんを批判しています。
そういう人を極力減らしながら、本当に心身ともに健康で楽しい犬生が送れるような犬たちが生まれてくることを願っています。
そして買う側の人たちもすぐに手を出すのではなく、その子とは一生のお付き合いになるわけですからね。きちんと調べて迎えてあげてほしいなと思っております。
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