愛犬とトラブルを起こしやすい飼い主さんの4つの特徴【2】

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愛犬とトラブルを起こしやすい飼い主さんの4つの特徴【2】

前回の続きです。

2番目は【犬に強く求める、多くを求める人】ですね。
これは僕のお客さんではないんですけど、以前聞いた話で「犬の食べ方が汚いんです」っておっしゃってる方がいたらしいんです。
「え?」って思うじゃないですか。

あとは「この色が気に入らないんです。」とか。
「あんまり毛が抜けないようにしてほしいんです。」とか。
「一回言っても覚えないんですよ。」とかね。

本当に「???」ですよね。

人間でも一回言われたことを同じ日本語でも忘れることはあるのに、犬なんて言葉も伝われへんのにどうやってわかるんねん、覚えれますか?って話じゃないですか。
そういう方いてるんですよ。
どこまで犬をね、擬人化して求めんねんと。

犬に美意識なんてありません。マナーなんてないんですよ。
だからそういう風に、「は?」ってなるレベルのこだわりの強さがあったりとか、あと都合の良すぎることを求めたりとか。
例えば、自分がいる時は鳴いてもいいけど、おれへん時は鳴いてほしくないとか。
そんなボタン一つでそんな設定できるかいなって話じゃないですか。
だから都合のいいように犬をこういう風にやってああやってっていうのはちょっとそれは求めるのはおかしいよと。

こんな風に、本当にちんぷんかんぷんな考えを持っている飼い主さんもいらっしゃいます。世の中にはね。
犬が本当にかわいそうですよね。
こういうタイプの方はもう犬を飼っちゃいけないですよね。飼うべきではないです。
そんな求めるんやったら飼わないでって話ですよね。

 

そして次は3番の【教育・しつけのスタイルを「合わない」と判断するのが早すぎて、結局どれも続かない人】についてです。

「あれがいいんちゃうかな」ってちょっとやってみて、「これあかん、あってないな。」
「じゃあこれかな?」、「これもあってなかったな」
こんな風に根気がなさすぎて続けられない人。

要はこういう方は即効性を求めている人が多いわけですよ。

犬に伝えるっていうのは、伝言ゲームじゃないけどリアクション芸みたいなものなんです。
犬のアクションに対して「こうして欲しい」と伝えたい人間のリアクションを犬が解るように伝えていかなければなりません。
要は伝え方、そのアクションのし方を磨かないといけないということなんですね。
即効性を求めるんやったらまずはここなんですよ。

だから、例えば僕がお客様のところに初めてお伺いして、お悩みについて聞いて、で僕がリード持つじゃないですか。
で、ちょっとリードを持ったら、飼い主さんができなかったことを、5分10分ぐらいですぐパッと出来てしまうこともあるわけですよね。

これっていうのは技術というよりも伝え方とその方法なんです。
多少技術もありますけどね。1番は伝え方ですよ。
その伝え方がドンピシャにはまっていると、そういう風になるんですよね。

だからね、「色んな方法をやっても効果出ないんです。」
「だからこっちの方が合ってるかなって思ってこっちにしました。」とかって言う方は、飼い主さん自身の伝えるっていうスキルがね。かなり低いということになります。
それを高めていくためには、やはり自分がいいなと思った方法をトコトン磨いていただければなというふうに思います。
そもそも教育っていうのは即効性ってなかなかありませんから。

新しく何かを教えることはどちらかというと覚えやすいかもしれません。
ただ、問題行動などの直してほしいことに関しては、これは時間がかかるんですよ。
1回脳に刻まれているわけですから、それをリセットするというか消していく。
そして新しいのを更新させるということは時間がかかるじゃないですか。
そら当たり前ですよね。
だって、明日から自分のこの5年続けてきた習慣を直してくださいっていったって、なかなかすぐには直せないじゃないですか。
無意識に出ることも多々ありますし、それを直すっていうんですから時間かかって当然ですよねっていうことなんですよね。

だからあれやこれや試すっていうのは無しで、よっぽど合わなかったりとか、例えばの話トレーナーさんについてもらったけど、脅すような教育をしていたりとか、そういうのがずっと続いて犬がおかしくなってくるならもちろんそれは別ですけれども、そうでないのであればちゃんと続けていただいて、その過程を勉強する。
行動の変化を勉強して学ぶというのは、すごく大事かなっていう風に僕は思っております。

やる気があるのはとてもいいことです。
ただ、自分がいいと思っている方法を根気よくマスターすること。
その結果の中で、いろいろ覚えること学ぶことというのは増えると思います。

【3】に続きます

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