自己紹介・トレーナーとしての生い立ち【3】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

自己紹介・トレーナーとしての生い立ち【3】

 

前回の続きです。

 

そんな風に海外でIPOの競技を学んできたので、もちろん過去には競技会用のトレーニングも行ったりしてましたが、もちろん競技会系だけでなくいろんな問い合わせがくる訳です。

 

海外でIPOを学んで、日本の一般家庭の犬のしつけにどういう風に生かしたのか、という疑問が浮かんでくる方もいらっしゃると思うのですが、これは僕なりの考えをお伝えしますね。

 

師匠に習ったIPOという訓練は、特殊な訓練に見えると思うんですけど、実はそんなに特殊ではないんですよ。実は。

要は犬にIPOの作業を教える過程の中の色んなメニューを分解していったら、子犬の教育にすごく生かせることがあったりとか、成犬や問題のある子に対しても色々と生かせることがようなメニューがあるんですよ。それを海外でなく、日本の風土や文化に合わせて自分でオリジナルで日本流に変えていって指導方法を確立していきましたね。

 

そしてそういった出張訓練を何年も重ねているうちに、重度というか、悩みが深刻なお客さんの相談も受けるようになってきたんですが、当時の僕は犬種とか年齢とかを全く度外視して、どんな子でも「断ったらあかん」という風に勝手に思い込んでまして、断ることをしなかったんですね。

それからどんどんどんどん重度な悩みの子を見るようになってきた時に、自分の中でマニュアルというか、そういったものが出来てきて、自分も飼い主さんもケガをしないでリハビリをしていく方法にいきついたんです。

 

そしてあるタイミングで、DVDを出しませんか?という話が来て、そこで色んな改善の方法の一部を撮影して出したことによって、噛み犬専門みたいな風にネット上で広がったりして、今に至るという形です。

 

本当に今でも年齢、性別、犬種など一切関係なしなので、本当に幅広くは見させていただいています。今だったら上は16、17歳の子をみていますしね。

 

昔の自分が断る事を知らなかったおかげで、ほかの同業者さんが断る子たちを見るようになって、そこで本当に考えて考えて試行錯誤しながらやってきたことが、今を作ってくれたと思うので、僕としては本当にそれでよかったなという風に思いますし、少なからず犬業界、飼い主さんとその犬の役に立ってると思えるので、すごくやりがいは感じれますね。

 

あとは今後の展望として、重度のリハビリが必要な犬達を断るのではなく指導ができる人が増えるように、トレーナーの育成も並行して進めていきたいというのは強く思っています。

まあ40代半ばになってやはりいろいろ考えることも多くなり、次はまた自分だけでなく次の世代の人たちに伝えていかないといけないなという風にも思いますので、そういう方面でも考えて、今後いぬプロジェクトの1つとして更新していけたらいいなと思っています。

 

という訳で、自己紹介と自身のトレーナーとしての生い立ちをお話しさせていただきました。

 

こういったトレーナーもいるというのが知ってもらえればいいなという事と、これを見て愛犬の問題行動で悩んでいる方や、他でトレーニングを断られた方、また今後トレーニングを学びたいなと思っている方など、ご相談があればお問い合わせなど頂けたらと思います。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 最後までお読み頂きありがとうございました。

 記事を読んでくださった皆さん、読んだ後に「参考になった!」「賛同できた!」と感じられましたら、ぜひこのプロジェクトを拡散していただけませんか?

そうする事で愛犬と暮らす皆さんが正しい情報を知り、間違った情報を正し、認識を変え、それを日本中に広げていくことが出来ると思っています。

ぜひ皆様のご協力をよろしくお願い致します!

関連記事一覧