【質問に返答!】怖がりの保護犬  走る人への吠えや飛びかかりへのアドバイス【3】

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【質問に返答!】怖がりの保護犬
走る人への吠えや飛びかかりへのアドバイス【3】

前回の続きです。

では2本リードを使って、どうやって進めていくかを話していきますね。

例えばランニングして向かってくる人がものすごく苦手な犬がいたとします。
人が前から走ってくるのを見ていつも通り、吠えて向かって行くとか、めっちゃパニックなって逃げるとか、興奮して飼い主の体を攻撃してしまうとか、行動に移しますよね。
でその時にどうするかというと、人が走ってくるのが見えた瞬間、まずはリードを上に張ります。上に張ったあと、次にもう一本のリードを地面に落として下さい。
そしてその落とした方のリードを足で踏んで下さい。

そうするとリードは上下から張ることになりますよね。
下のリードは足で踏んで、上のリードは手で張ってる状態です。
これで体をまず制止をさせて欲しいんです。

ここで犬に教えたいことは何かというと、あなたが吠えて追い返さなくても、攻撃せんでも、逃げんでも、「この人は何もしない」っていう事です。
子供がバタバタと走ってくる場合は、ちょっかい出してくる子供もいるのであんまり信用できないですが、例えば自転車の人とかランニングしてる人に関しては犬にそんなに興味持たないじゃないですか。

だから、まずはこの人達はあなたに何もしないよっていうことを教えるためには、まず体を制止させて、逃げれないっていう状況を作らないといけないわけですよ。
吠えるのはまだ止めなくてもいいので、逃げれないとか、八つ当たりできない状況ですね。
するとそうやってる間に、フッとランニングしてる人達は普通に通過してくれるわけですから、それを嫌ほど繰り返して犬に理解させてあげてほしいんです。
人が走ってきて、いつもみたいに暴れたいときに体を制止させられる訳ですから、前みたいにどうしよう!どうしよう!ってならずにただその場に居ないといけなくなりますよね。
だから回数をこなすうちに冷静に「あ、通過だけするんやな」とか「何にもなかったやん」っていうのが少しずつ分かってくるんです。
こういうところまで、何回も何回も100回でも200回でも繰り返してやって欲しいんですよ。

そうすると人が向かって来た時のパニック感は徐々に減ってきます。
それが減ってきた時、飼い主さんの声が耳に入るくらいのテンションまでしっかり抑えられるようになってきた時にですよ、初めてそこで「座っとき」とか「待っときや」っていう風に指示を与えていくんですよ。
ちゃんと声が届くようになってから、次は指示をきく練習をしていくのが正しい順番ですよね。

【4】に続きます

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