【質問に返答!】怖がりの保護犬  走る人への吠えや飛びかかりへのアドバイス【4】

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【質問に返答!】怖がりの保護犬
走る人への吠えや飛びかかりへのアドバイス【4】

前回の続きです。

そこの順番をやはり間違えてらっしゃる方も多くて、ついつい暴れまくっている時に「こっち見なさい!」とか「座りなさい!」とか何かをさせようとしてしまう方が多いんですが、まずその声が耳に入っていないですから。だから何よりも先にまず体の制止をさせるというとこが1番なんですね。

じっとした時に人の動きを冷静に見れて、「あっ通過するだけか」と。
これが分かってきたら安全を担保できる訳ですから。
安全を担保できるようになってきて初めて飼い主の声が聞こえるよということなんですよ。
その時に初めて指示を与えることで、根っからの改善が出来るよという事です。

あとはありがちな、パニックになってる時にオヤツで釣るとか、オヤツをばら撒くとかいうのも、ほぼ効果はありません。
声も聞けない状況なんて、オヤツも見えませんからね。
心霊スポット行っててめっちゃ怖くてパニックなってる状況でオヤツ出されて食べますか?食べないですよね(笑)それと一緒ですよ。

だから何度も言いますがまずは体の制止からです。
でも1つ注意点なのですが、例えば中型犬・大型犬で口が出てしまう子の場合、人が通過した時に力で抑えられへんってなってくるパターンもあると思うんですね。体高も高いですしね。
そういう子の場合は口輪をつけてから同じ練習をした方がいいかなと思います。
口輪つける練習をしてから今の2本リードの練習していくと。
そうすると飼い主さんを噛みにくるのも口輪でカバー出来ますから、飼い主さんも怯まなくて済みますからね。

噛めない・逃げれない・暴れれない→じっとする→
結局自分には何も来なかった→安全だと理解する
これを理解するまで繰り返すと、2本リードの中の1本をとってとか、口輪をとって、とかできるようになっていくんです。

ザックリ言うとこんな風な順番でやっていきます。

最初は絶対に信用してないですから。
1回や2回で信用出来る訳がないですから、100回でも200回でも300回でも安全な経験をさせてあげて、安全だということを理解し始めて初めて飼い主のいうことを聞ける様になってくるので、そのようなところを意識しながら、時間をかけて成長させてあげて下さいね。

あとは最後に注意点を一つ。
いつも言っていることなのですが、この練習を自分達でやって下さいねって話ではなくて、間違いなく効果的に進める為に、必ず専門家を入れて練習してもらう様にお願いします。
これも一見簡単な方法ですけど、この方法だけチョイスしてよし今日からやってみよ!ってやると、失敗する可能性が高いです。

基本的には僕が話していることは、どういう風に進めていったらいいかという過程を話する中で方法も話しているだけであって、その過程というか、理論をしっかり頭に入れてくれたら、担当のトレーナーさんともディスカッションできる様になってもらえればいいなという思いでお話ししています。
だからそこはくれぐれも誤解されずに、飼い主さんだけでやらないようにお願い致します。
あくまでも専門家に見てもらっている前提の方法だというのは、ご理解をお願い致します。

よければ参考にして下さい。

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最後までお読み頂きありがとうございました。
記事を読んでくださった皆さん、読んだ後に「参考になった!」「賛同できた!」と感じられましたら、ぜひこのプロジェクトを拡散していただけませんか?

そうする事で愛犬と暮らす皆さんが正しい情報を知り、間違った情報を正し、認識を変え、それを日本中に広げていくことが出来ると思っています。
ぜひ皆様のご協力をよろしくお願い致します!

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