【質問に返答!】2頭目に迎えた5ヶ月の柴犬❸ 「無駄吠えや本気噛みで手に負えず、どうしたらいいか分かりません」

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【質問に返答!】2頭目に迎えた5ヶ月の柴犬❸
「無駄吠えや本気噛みで手に負えず、どうしたらいいか分かりません」

前回の続きです。

でも、そんなちっちゃい些細なことでもそのまま成犬になってこじらせてしまった場合、「俺は今嫌言うてるねん!」って受け入れることがどんどんどんどん難しくなるんですよ。
たった外に出るだけとか、ちょっと足ふかしてとかだけでも怒り出すわけでしょう。
器を変えようかな。水を変えようかなと言うだけでも、その水の器は俺のやから返せっていう風に怒ってくることもあるわけじゃないですか。
たったそれだけで、それだけ怒るっていうのは、逆にストレスに対して弱い。
本当にお山の大将なんですよね。

そういうことを考えると、そこの本質的なところから動かす環境をやはり作らないといけない。どんな反抗しても対応することができる環境ですよね。
まずそういうところを押さえてかからないと、それを野放しにした状態で、その先にある問題を片付けていっても、どんどんどんどん根本的な気質にから排出される新たな問題というのは減らないんですよ。
だから駆け引きなるんですよね。

今でこの子が家に来て2カ月ぐらい。日数にすると60日。
そのたった60日で、もうこれで水を得た魚のように飼い主を家族を動かそうとしているわけでしょう。
それって60日の中で何回「手」に勝ってきたかということなんですよね。
何回飼い主が対応できへんかったのか、って考えたら、やっぱりそんだけ負け戦をしているわけですよ。勝ち戦をしたことないんですよ。
で、それをさあ勝負だと言って今から準備したってもう遅い。
勝負する前に勝負は決まっておかないといけないわけですね。犬に関してはですよ。

そうするとリードは必ずつけておいてくださいねって。
いつでもコントロールできるようにしないといけないですよってことが、そこが絶対条件なんですよね。
そこをまずそこがやらないといけない。そうしないと直らないってことなんですよ。

でもそんな風にちゃんと環境を整えることができたら次第にコントロールを受け入れるようになってきて、自分のタイミング、自分の都合、学習もできるようになってきてから、ゆっくり体のガードを下げていったり興奮をもっと下げるようにとか、ルールをしっかりと決めていくとか、一個一個対応でどうするんやったっけ?じゃなくてこの時はこう、この時はこうという風に困ったものに対して全部治療していくということになります。
なおかつ大元のところはちゃんと閉めているから広がらないよと。
要は新たな問題排出しないよってことなんです。
そうするともう排出した者問題だけを片付けていくってだけですよね。

でも排出した問題だけを片付けていっても、排出する大元が残っていたら排出し続けるわけです新しい問題を。
これがあかんかったらこう、これがあかんかったらこうって犬も考えるわけなんですよ。知恵が出てくるからね。
そういうところを直していかなあかんとなったら、躾教室に行っても間に合わないし、犬との競争に負けると慢性的になって後で困るよと。
だから時間はかかっても一過性で終わらせなあかんというのが基本だということです。

で、その本気噛み以外のお悩みですよね。犬と戯れてる時の吠えとか、食糞、あとは無駄吠えなどに関しても、結局のところは大元をちゃんと牛耳ってたらそこもコントロールできてくるのでまずは大元のをしっかり閉めること。そこからなんですよ。

成犬なら口輪を使ってやらなあかんところを、子犬で今から変えてっていったら、なんとか口輪なしでやっていけるという風に僕は考えるので、だからスピード勝負だということです。
こういうことを頭で考えながらプランニングしていかないといけない。

でも僕は実際にこの柴犬を見てないし、本気噛みがどれくらいのものなのか分かりません。
突発的に見えていても、もしかしたら実はちゃんとした傾向があったりすることもあるし、飼い主さんの動きがそうさせていることもあるし、気質の問題もあるし、環境の問題もある。
なのでそれを含めてしっかり見てやっていかないといけないから、早急にトレーナーさん、訓練士さんを探すべきだと僕は思っております。
でないと2頭目でかなり泣いてしまう結果になると僕は思います。

5か月弱で、もう顔にしわを寄せて怒っているというのは、相当自信があるか、飼い主さんが弱いか気質が強いか、その全部なのかという風に僕は思っています。
脅すわけじゃないけれど、スピード勝負ですから早急に対応することがお勧めです。

ぜひ参考にしてくださいね。

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