愛犬のお家のルールを緩和するベストな時期とは?【2】
前回の続きです。
では話を本題に戻しますが、そんなふうにトラブルを起こさない為にも、愛犬を家に迎えてから1歳、そして1歳から2歳としっかり教育をして家庭内でのルールも決めてきた。
じゃあそろそろルールを緩和させてあげたいなって思った時に、緩和をどうさせるかというところですよね。
例えば今まで排泄が定まらず失敗することもあったからハウスに入れてたけれども、排泄が定まるようになって、放してもトイレまでちゃんと戻るようになってきたと。
だからもう自由にしてもいいですか?って聞かれると、僕は本当にそのトイレだけの問題で終わるんやったらいいですよ、と答えますね。
例えば何か良からぬことをしていた時に駄目といったら素直にその行動を止めることができるとか、もし口に何か咥えてしまった時も反抗しないで口の中に入れたものを安全にとれるとか。こういうふうな条件が揃っているならいいと思います。
でも犬を自由にさせている時に自分がお手洗い行くとか、洗濯物を干すとか、少しその場を離れるタイミングって必ずありますよね。
そしたら、その間に例えばテーブルに置いてた人間のものを食べてしまうとか、食べれないものまで誤飲してしまってたりとかね。
そういうふうな問題に発展することもあるし、自分の愛犬がそういう傾向があるっていうのもフリーにしてみてわかることもあるじゃないですか。
だから最初から全てを信用せずに、まずは絶対に見ている時だけ自由することから始める。0から100ではなくて、徐々に緩和していくということです。
初めは完全に犬に行動を任し切るのではなく、お手洗い行く時、台所に行く時、洗濯もの干しに行く時とか、そういう人の目が行き届かない時はちゃんと入れとこうねっていうのが条件になりますよと。
0歳から2歳で作り上げてきたものをすぐに100%緩和するのは難しいですからね。
生活のルールを作って守らせること、これは鍵をかけているのと同じと思ってくださいね。
毎回ルールを守っているというのが鍵やとしたら、2歳ぐらいまで学んできたところを一気に緩和するんじゃなくて、さっき言ったように飼い主さんが見ている時だけは鍵を開けてあげて、どんな行動するかなって、過ごし方分かるかなという風に様子を見ながら鍵を開ける時間を増やしていくんですね。
他にも例えばそろそろ一緒に寝たいなって考え出した時も、いきなり毎日一緒に寝るわけじゃなくて、試しに週に1、2回一緒に寝てみて、その他の5日は今まで通りハウスに入れましょうかという風にここも徐々に鍵を開けていきます。
もし一緒に寝た後日、ハウスに入れたら要求吠えをするようになったら、ちょっとこれは練習が必要やから次またちゃんとハウスで寝れるようになったらまた一緒に寝る日を作ってっていう風に、ちょっとずつ負荷をかけてはまた1日様子を見てというふうに、そんな繰り返しをしながら緩和していくわけですよ。
【3】に続きます
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