犬と自転車の並走について【3】
前回の続きです。
例えば僕達は最初にボール遊びする時っていうのは、長いリードは使わないです。なぜかと言うとロングリードだと、犬に行動を任せる範囲が増えてしまうからです。
なので、しっかり遊びのルールやこちらの意思がある程度犬に伝わる様になってから、ロングリードを使います。
そしてまずはルールやらの前にしっかりボールに対しての欲をつけることが大切です。
大体は1頭対1人でやるわけですから、犬は競う相手がいないですよね。なので犬自身が急いで取りに行かなくても、他に取りに来る子がいないですから、自分のタイミングで取りに行っても良くなってしまうんですよね。そしてそれが飽きの原因になってしまう子もいます。
なので、まずは普通の長さのリードをつけた状態で、飼い主さんがボールを投げる、そしてボールを取りに行く真似をする。張り合う感じですね。そしたら犬の方も負けじと自分もボールを取りに行こうとして競るじゃないですか。そうすると取られるまいとボールに必死になりますよね。
そういう風な遊びから入ってもらって、犬が「めちゃくちゃ面白いな、この遊び」ってなったくらいで遊びをやめてしまうんですよね。
そうすると犬の方はどうなるかと言うと、消化不良な訳です。もっとやりたかったのにな、と言う気持ちが強くつきます。
そうするとボールに対しての欲がどんどん増えるじゃないですか。
そんな風にまずはしっかりと欲を育てて行く感じですね。
それを育てていきながら、ちょっとずつちょっとずつボールを投げる距離を伸ばしていく訳ですよ。
で、そこから高度な遊びをしていきたいなとかになって来ると、最初に言っていたロングリードを使って、例えば犬に待てをかけて、ボールを投げる。そして持ってこいの合図で持ってこさせたりとか、ボールをちょっと遠くに投げて、犬から離れてまずは自分のところに呼ぶといったワンクッションを挟んでからすぐ持ってこいの合図を出すとか、色んなバリエーションを作って練習していきます。
高度になって来ると、指示の正確性も大事になってきますので、別でコマンドの練習もしておいた方がうまく行くと思うのでどちらも並行しながら、ぜひやってみてください。
【4】に続きます
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