子犬の食事回数の少なさの問題点【2】

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子犬の食事回数の少なさの問題点【2】

前回の続きです。

じゃあ次はなぜ食事回数が2回じゃダメなのかについて深掘りしていこうと思います。

まず1日に2回の食事ってなると、簡単に言うと12時間に1回の食事になりますよね。
まず子犬っていうのは育ちざかり。おなか減ってなんぼじゃないですか。
エネルギーがたくさん必要なわけですよ。
そんな中で12時間ごとの食事というのは、今まで授乳回数がこまめにあった分、急に2回ってなるとものすごくお腹が減るんですね。
ということはどうなるかというと、ご飯に対して執着してしまう可能性があります。
ご飯が出てきたらとにかく猛烈に口にかき込むというふうな癖が付いてしまいますし、ご飯に対してめちゃめちゃ飢えてしまいますよね。

これは僕が個人的に感じてることなんですが、最近喉を詰まらせる子犬や若い成犬が増えているというふうな投稿を、インスタで見かけたんですよね。
窒息しちゃいやすい子がいてるという記事があったんですけれども、この理由に対して100%ということはないけれども、少なくても今回の話が原因の子もいるんじゃないかなと。
食事回数が少ないばかりに窒息するぐらい急いでかき込んでしまう。
1回の食事の量も増えますからね。あり得るんじゃないかと思います。

そのぐらいね、気持ちの余裕なくしちゃうんですよ。
だから食欲に対して、子犬のエネルギーに対して、やはりその回数というのはちゃんと適正に与えないといけないわけですよ。

1日食べる量が同じでも、2回と4回じゃ全然違います。
同じ量でも小腹すいてきたな〜という時にご飯が出てきて食べて、そして深い睡眠をとる。起きて遊んでまた小腹が空いてきたらご飯を食べる。そして深い睡眠。
この深い眠りこそが体の成長と心の余裕というのをもたらしてくれる。

空腹の時間が長かったら、睡眠にも支障をきたしますからね。
お腹が減ってなかなか深い睡眠がとりにくいという問題にもなるし、睡眠が阻害されるとカリカリしてしまうということもありますよね。
睡眠が取りにくいということは体の成長が阻害される。
体の成長を阻害されるということは、心の成長も阻害されるということなんですよね。

小腹が減ったら与えて、また時間経って小腹減ったら与えて。
その都度必要な分を与えるということが、心の成長と体の成長に結びつくからこそ子犬が癇癪を起こさないとか、飼い主さんを信用して食事中に近くにいても器に手入れても別に何ともないよ、というふうになるわけじゃないですか。
ここで性格の気性もやっぱり全然変わりますね。

それを逆にしちゃうと、やっぱり「とるな!」「僕のご飯だ!」っていう気持ちがやっぱり強くなるし、食べ方が異常になりますよね。

あとは空腹の時間が長いことで食糞にもつながる可能性もありますし。
1日の食事量が少ないのは本当にいいことないんですよね。

【3】に続きます

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