【質問に返答!】 犬の気を引く「あ!!」という声掛けの必要性について【3】

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【質問に返答!】
犬の気を引く「あ!!」という声掛けの必要性について【3】

前回の続きです。

でもやり方を間違えて、言葉を先につけて練習してしまうと、「お座り」って言われると、「リードでコントロールすんねやろ」というように先にこちらの行動を読んでくるようになって、「お座り」っていう言葉だけで「ヴー」ってキレ出す子もいてるわけですよ。

だから、「あ!」とかの声がけに関してもそれと一緒なんですよ。
「あー!」って言われたら、そのあとは大体注意されるしかないですよね。
犬もそう感じるわけで、だから先にグッと身構えてしまう訳です。
なので先に言葉を出すっていうことは、僕は基本しないですしオススメもしないです。
逆ギレするタイプの犬なら特に。
でも逆にいうと、その声がけだけで簡単にびっくりして「ごめんなさ〜い」って止められる子やったらそれだけでも別にいいんですよ。
そんな子の場合はそこまで深読みしなくてもいいんですけどね。

結局肝心なのは今現在教えることも大事やけど、その教え方が半年後とか1年後とかに副作用になって悪い影響を出さないか。
要はそれをすることでどんどんひどくならないかっていうことも、ちゃんと計算した上で保険をうって行動することが大事です。

ちゃんと行動を示して、それによって犬が理解して良い悪いを覚えた状態で声がけで注意することに関したら平和に解決するけど、口だけでいってしまうと先に犬が身構えてしまうことがあり、良くない方向にいってしまう可能性がありますから、僕はそれを連呼することはまずしないんですね。
そういうのはまず無言でやっていて理解示して良い悪いをちゃんと覚えてから言葉に出す。

コマンドを教える時も同じです。伏せがめっちゃ怒る子もいてるわけじゃないですか。
ものすごい暴れたりする子やったらゆっくり無言で押すというところから始めていって、
体が柔らかくなって押すのも全然反発がなくなってきたら伏せという言葉を後付けにするんですよ。そうすると角は立たないんですよね。
押されて伏せをするのが頭に入った状態から、言葉の「伏せ」をつけて、いつも通り押されるっていう順番やから、伏せというのも角が立たないんです。
そんな風に僕は教えていってるんですね。

だから「あ!」とか「こら!」とか、言葉ばかりで追い込むのをやっていくと、最初はいいかもしれんけど、だんだん牙をむいてくるとか、逃げ癖だけを覚えるとか、余計凶暴になるとか早く構えるとか。
下手したら、人間と犬の関係も悪くなったりするから、避けてもらったほうがいい教え方だと思っています。
だから今まで僕はこういった動画はあげてこなかったんですね。

勿論攻撃的じゃない子やったら、おすわりって言って体を押すことはできますし、ダメよと言って注意することもできますが、逆ギレ気質とか身構えそうな場合とか、タイプによってはどんどんそういった保険を掛けてやっていくっていうのが僕の教え方になります。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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最後までお読み頂きありがとうございました。
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