【質問に返答!】吠えて噛み付く怖がりのマルチーズ(1歳4ヶ月♂)
「訓練所に預けたけど改善されません。もう無理ですか?」❸
前回の続きです。
で、こういったこと練習をして、自分に向ける攻撃性をリードでちゃんと抑えられるようになってきて初めて次口輪を付けた状態で、人の近く犬の近くで実際に練習していくんですね。
家に来客が来た時でもいいです、口輪を付けた状態で吠えるのと怒りを収めたらいいわけです。
自分の横にいなさいよ、だけでいいです。宿題はね。
そういう練習を何回も何回もして、今回今までよりかちょっと抑えれたよね。という成長を見つけていくんです。
そういう風に形を付けていくわけですよ。
そして次はその来客の人とか、家族の親戚の人とかでも協力できる人にお尻をちょっと触ってもらうとか。本当にそういうところが始まります。
こういう風に段取り組んでいかないといけないわけですよ。
考えたらですよ。今説明しただけでもこれだけの段取りがいる中で、今時々一緒に訓練士さんと練習している、というだけではなかなか追いつかないと思いませんか?
だから1回預かりから引き上げて、訓練士さんに週1で来てもらって、こういう課題でどういう風にやっていて抑える事が出来るようになったのかとか、咥えてる物を離すようになったのかとか、そういうことをたくさん聞きながら、どんどんどんどん密にディスカッションをしながら一歩一歩やっていった方がいいですよ、と僕は思っております。
だから今回のキーポイントとしては、今の訓練さんがリードを持てばその行動がマシになっているのであれば、その訓練士さんと一緒に進めてもらったらいいと思いますし、逆にその人が全然上手く対応できてなくて、預けた時とあまり大差がないのであれば、ここでスパッと切り替えて、違うプロに見てもらう方がいいよというところですね。
で、中身のプランとしては先ほど説明した内容が大まかな枠組みになります。
今勝ち気になってるところをポキっと折って、次勝ち気がなくなったら、次は本性が出るわけですよね。
「おらあ!噛んだるぞ!どっかいけ!」みたいな感じでやってたのを抑えることができたら、「本当は僕も怖いから、こうしたんです」というのが次第2段階でくる。
これが本性なんですよ。
そこで「大丈夫やで」っていう飼い主さんが触る練習をしていく。
触ってならした状態で、次は飼い主の友達、飼い主の知り合いという風に広げていくというのが一番いい訳ですよ。
ただ、でも誰に触らせてもいい子、というところまでは求めてはダメですよ。
やっぱりコミュニケーション能力が著しく乏しい犬種というか犬もいてるわけだから、そういう子たちが誰にでもフレンドリーになるってことは難しい。
だからせめて自分の周りだけでも平気にしていくことを目標に!
来客の人、そして獣医さん、トリマーさんですね。
そういう絶対関わる必要がある人には迷惑かけないよう頑張ろうねっていうところが一つの課題だと思って練習して欲しいなと思っております。
ここでの相談は僕はその子については文面でしか見てないので、このぐらいのことをやらないといけないよという大まかなプランと、まず訓練者が扱えているのか扱えてないのかを見て、続けるか別で見てもらうかの判断とかを考える、そういう風な方針くらいでしかアドバイスができないんですが、ここで一つ1個分岐点としてあらためてどうやったやろうと考えてみてもらえたらなと思います。
僕が言ったこと、投げかけたことに対して、「確かにな」って思い当たる節があるのであれば、今からの方向転換するのも一つだし、その訓練さんに家に来て見てもらうのも一つやし、違うところを探すのも一つかなというふうに考えてやってもらったらいいかなという風に思っておりますので、ぜひ参考にして下さいね。
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