犬のしつけ・教育におやつを使う？使わない？【２】
前回の続きです。
しかし今のご時世、陽性強化・叱らないほめて伸ばすトレーニングなどが主流になってきていますので、僕らがやっているやり方というのは、絶対数でいうと少ない方のやり方にはなってしまいます。
ただ、結局よくあるのは、例えばしつけ教室に行っておやつを大量にもらって教えられていると、犬もそのおやつに飽きてきたり、集中力が落ちてくることがありますよね。そうすると、次々とおいしいおやつ、匂いのきついおやつを使って、、とどんどんエスカレートしてしまうわけです。
そういうのを見ていると、なんだかイルカショーみたいな、そういった類のものと変わらないような気がしてきませんか？
なぜイルカはよくて犬はダメなのか？と思われる方もいらっしゃるかと思います。
実際イルカとトレーナーさんはご褒美をつかってああいった芸の練習をするんでしょうけども、でもあれはお客さんに見せるパフォーマンスなんですよね。
それにイルカと人は陸地と水中で住み分けがはっきりしていますし、完全に暮らしが全く違います。ここが大きな違いです。
それに比べると、犬と人は同じ場所を共有して暮らしていますよね。
イルカのトレーナーさんがずっと水中で暮らしているならわかりますけども、あくまで10分15分のパフォーマンスのなかでのトレーニングという事を忘れないでいてほしいなと思います。
もちろんその中にも信用や信頼はもちろんあると思いますが、そういうものと私生活の中でのトレーニングとは全く違うと思うんです。
だから、犬はおやつを使わなくてもいいという事なんです。
【３】に続きます
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