犬のしつけ・教育におやつを使う?使わない?【3】
前回の続きです。
おやつを使ったやり方というのはやはりおやつが主体になるので、飼い主さんが磨かれるスキルって、おやつをいかに際立たせて、どのタイミングで与えるかという事ばかりになってしまうんですよね。
でも実際本当の教育というのはそうじゃないと思うんです。僕は。
まずは今、自分がどういう動きをしたことによって、犬がどう感じてどう動いたのかという所をしっかり見てほしい、感じてほしいと思います。それが本当の犬との今の関係性ですから。
でもそこにおやつが入るだけで、全く見えなくなってしまうんです。
なので純粋に人が犬に何かを伝えたり教えたりするときに、動きにしろ、犬をコントロールするにしろ、指示をするにしろ、ほめるにしろ、不純物がないようにするのが理想ですね。
やっぱり犬にとって最大の褒美というのはおやつではなくて、飼い主さんにしっかり褒められることが1番のご褒美なるようにしてあげないといけません。
最大の褒美が、最大のおやつになると犬との良い関係を作るときに困りますから。
犬にとっての一番うれしいことが、飼い主さんが感情をあらわにして褒めることだというのが一番だと僕は思うので、それはおやつを使わない大きな理由でもあります。
おやつを使うこと自体に頭ごなしに否定的なわけではないですが、総合的に考えるとやはり何も混ざっていない純粋な人と犬との関係を結ぶ為には、僕はおやつを使わないことをお勧めしています。
またよければ参考にしていただき、おやつを使うとき、使わないときの教育の違いをイメージしてみて、しつけ・教育のやり方についてまた深く考えていただければなと思います。
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