「オランダで飼育禁止となるデザイナーブリードの犬猫のニュースについて」【3】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

「オランダで飼育禁止となるデザイナーブリードの犬猫のニュースについて」【3】

 

前回の続きです。

でね、こういう話をすると自ずと頭に浮かんでくるのが、未だにまだアホみたいにやっているペットショップのミックス祭りですよね。
ミックスっていうのはいつも言ってますけど、原種と原種同士の掛け合わせで生まれた犬のことです。
その2種類を混ぜて作られた犬をミックス犬として、新たなブランドとしてペットショップでよく売られていますよと。

これも本当に売るために結局は見た目だけ重視して、頭が非常に重たい犬と骨格の小さい犬を混ぜたりとか、ヘルニアになりやすい同士の犬を混ぜたりとか、そういう身体に負担来るような掛け合わせをしたりとか、性格的な面でも気質がキツい犬種同士を混ぜていたりとか、考えられないような犬同士が混ぜて作られています。
例えばものすごく狩猟犬としての能力を発揮するようなタイプであれば、やはり少し攻撃的というかテリトリー意識が強い子が多いんですよ。
そんな風に相手を仕留める能力のあるイケイケの犬種に、例えばよく吠える犬を混ぜたらどうなるかというと、吠えるは噛むはみたいな感じに下手したらなってしまう可能性があるじゃないですか。
そうすると、見た目がいくらかわいいとしても一般の家庭で飼うのは難しいでしょう。
それでも珍しい掛け合わせだと売れるから、関係なく作るんですよ。一部のブリーダーはね。

だから、結局のところは性格的にも骨格的にも病気的にもそうなんですけれども、ここのバランスをきちんと考えられて、緻密に計算されて作っている。
そういうブリーディングをやったらまだいいと思いますよ。
せやけど、そんなふうに売るためだけに何も考えずにそこを度外視して作っていくミックスはダメやと僕は思うんですよね。

だから今回のニュースはオランダの話ですけど、日本でも同じこと言えるんじゃないかなと思います。
インフルエンサーが例えばこういうミックスを飼ってた。
いや、そのミックス犬私も欲しいなって、かわいいなっていう風に思う人は多いと思うんですよ。
でも実際その犬を飼っているインフルエンサーの方が例えば愛犬のことで悩みがあって
、飼いにくいなって思っていたとしてもなかなかそういうネガティブなことは言わないじゃないですか。
自分の犬がこんなんで悩んでいます、みたいなことはあまり言わないよね。
どっちかって言ったらやっぱり憧れられるようなポジティブな写し方をするのが普通だ思います。もちろんね。
だから可愛いから私も同じ犬種が欲しいなってそれを見て流行って売れていくということですよね。
それがあまり良くない連鎖になって苦しむ犬が増えてしまうことにつながることもあると僕は思っております。

今回このオランダのニュースというのは、僕からすると結構衝撃的でしたね。
でも今後きっとそれを真似して、ヨーロッパのオランダ以外の国々でもこれを採用していく可能性はあるんじゃないかなと思ってます。
まあ実際犬種を廃止するわけにはいかないから、そういう犬種を飼うにあたっての制限やルールを設けるとかっていう風になるのかなと。数を増やしすぎないとかね。
そんな感じになっていくのかなという風に僕は思っております。

みなさんはこのニュースを見てどう思いましたでしょうか。
これは他国のことやけれども、いずれかそういうのは日本にも来るかもしれへんし、ヨーロッパではこれが当たり前のスタンダードになる可能性もあるかなという風に僕は見ています。
というわけで、今日はオランダのニュースについて取り上げてみました。
もし良かったらまた調べて読んでみてくださいね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最後までお読み頂きありがとうございました。
記事を読んでくださった皆さん、読んだ後に「参考になった!」「賛同できた!」と感じられましたら、ぜひこのプロジェクトを拡散していただけませんか?

そうする事で愛犬と暮らす皆さんが正しい情報を知り、間違った情報を正し、認識を変え、それを日本中に広げていくことが出来ると思っています。
ぜひ皆様のご協力をよろしくお願い致します!

 

関連記事一覧