【質問に返答!】小型犬7頭の多頭飼い❸
「子供に吠えてしまうのですが、躾でなおせますか?」
前回の続きです。
そして実際の場面での話ですが、そこでは犬よりも先手を取ることも重要なポイントです。
先手を取られたらこっちが後手になるじゃないですか。
そうするといつまで経っても先手は犬に譲ってしまうんですよ。
だから吠えるだろうなっていうシチュエーションになりそうになったら、それを犬よりも先に察知して「あかんよ」って先手打つようにしてください。
ここで先手を取るということは、主導権を握るってことなんですよ。
主導権をその一瞬で握らないといけない。
ということは、普段の散歩でも握っておかないといけないということなんですよね。
普段握ってなくて好き放題してて、そこだけ握りましょうというのは到底難しい話やし、犬の心の準備もできていないですし、意思の疎通もできていないわけだから、それをいきなりやれというのはすごく難しいことなんですよね。
だから、何度も言いますが基礎トレが要りますよってことになります。
「黙っておきなさいよ」「逃げちゃダメよ」とか「吠えたダメよ」って言えるのもこれは基礎トレの上にあるものなんですよね。
だから、そういう子たちを先にやっておいて、そこを抑えることが出来たら、最初のきっかけを作る犬たちがいなくなるということですから、その吠えを聞いて続いてた犬たちも自分からいきにくいんですよね。
他の犬が吠えてから続け!になっているからね。
そしてそれプラス、その先頭の子たちをお母さんが気を引き締めることができたら、残りの犬達もそれを見ているわけですから。
聞き分けのいい子というか、空気を読める子であれば、それを読み取って動く子も出てくると思います。
そんな風に群れをうまく利用しないといけないんで、7頭全員を頑張って抑えないとあかんっていうわけじゃなくて、その中でピックアップしてポイントを抑えるということです。
なおかつ先手を取ることも必要ですよと。
そしたら、そのファーストコンタクトが弱い子たちは、先頭を抑えることで自然と吠えなくなる可能性高いですから、そんな風にうまく利用したらいいかなっていうふうに思うので、まずは誰が最初の先頭で吠えているか、しつこく吠えているか、後追いで吠えているなとか、この子すぐ黙ってすぐ寄っていってるやんとか、ずっと離れて怖がってるなとか、こういう子達ををちょっと分けて選別してですね、最初にどの子をトレーニングをしたらいいのかを見極めてそこからスタートしたらいいかなっていう風に僕は思っております。
基本的には7頭ともみんな若いのであれば、全員基礎練やっても全然構わないんですけど、上は16歳です。下は3歳なんです。とかバラバラの場合もありますからね。
16歳の子に教えるっていうのも大変かなっていうふうに思うので、まずきっかけになってる子たち長く吠えている子たちをピックアップしてやっていったらどうかなというふうに思います。
そういうやり方をしていただければ絶対何かいい結果が出るというふうに思っております。
また分からないところがあれば質問いただけたらいいですし、ちゃんとこういった順番でやっていくという仕組みがわかったら、近くのトレーナーさんとか訓練師さんに相談して進めるのもいいかなと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
最後までお読み頂きありがとうございました。
記事を読んでくださった皆さん、読んだ後に「参考になった!」「賛同できた!」と感じられましたら、ぜひこのプロジェクトを拡散していただけませんか?
そうする事で愛犬と暮らす皆さんが正しい情報を知り、間違った情報を正し、認識を変え、それを日本中に広げていくことが出来ると思っています。
ぜひ皆様のご協力をよろしくお願い致します!