ドッグトレーナー山本卓のミニ講座【第2弾】 「手に対する信頼を勝ち取るべし!」❸

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ドッグトレーナー山本卓のミニ講座【第2弾】
「手に対する信頼を勝ち取るべし!」❸

前回の続きです。

なので今、おやつを使ったり、ごまかしながらやったりしている方も多いと思いますけれども、そうじゃないんだよと。
一つ一つの手の信頼を勝ち取るというのはすごく大事なことであるんですよということです。
それによって体に触ること。与えること、取ること、誘導すること、補助すること、何かをつけること。カラーでもおむつでもそうですよね。
何でもそうですけど、そういうことを手を一つ一つ信頼してもらってやるためにはきちんとメニューを組んでやっていく必要があるから、メニューが多いわけですよね。

これって、本当に子犬から始めることが大事で、特に何も癖のない子犬なら物凄くやりやすいんですね。
メニューが増えたところで全然スイスイスイスイ進めると思いますが、成犬になってもうどこかの場面で信頼を失っているとか、これは攻撃性に走るよといった子に関しては、やはり一部の手があかんかっただけやとしても、違う場面の手も疑い始めてきますからね。
不信感が広がってくるわけですよね。
信頼を失っていく感じなんですよね。
それをリハビリしていこうと思ったら、やっぱり建て直さなあかんわけですから、時間がかかるんですよ。
メニューがもっともっと多く感じてしまいますよ。まあ、実際多いけどね。
という風にパピーから始めるのと成犬で始めるのにはこんな違いがあるんですよということです。

皆さん教育というのは本当に、おやつを使って10分とか15分のパフォーマンスをやり切るだけのイルカショーとかアシカショーみたいなものではなくって、あくまでもパフォーマンスじゃなくて教育は、要は私生活に関わること、そして日常に関わることですから。
その犬が年を重ねた時までに絶対的な信頼を得る手というのが、犬の安心感を高めて不自由のない老後を過ごせるということに繋がりますからね。

安心できない手にずっと何かされ続けるので、不安でしかないじゃないですか。
だから老後までにそれを克服させていく必要がありますよ、ということですね。

今回のお話もスクールでやっていることを簡潔に説明しましたけれども、皆さんも思い当たる節があったりとか、あなるほどねという風に思っていただいて、今ごまかしてやってしまってる!っていう方は、1つ1つの信頼を得るために練習していかないといけないよねという風に考え方を変えてみてもらえたら嬉しいなと思っております。

ぜひ参考にしてくださいね。

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最後までお読み頂きありがとうございました。
記事を読んでくださった皆さん、読んだ後に「参考になった!」「賛同できた!」と感じられましたら、ぜひこのプロジェクトを拡散していただけませんか?

そうする事で愛犬と暮らす皆さんが正しい情報を知り、間違った情報を正し、認識を変え、それを日本中に広げていくことが出来ると思っています。
ぜひ皆様のご協力をよろしくお願い致します!

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