子犬の教育はとても大切【2】
前回の続きです。
では子犬の教育とは何をすればいいのか。
それはおすわりやお手を教えることではありません。
まず初めに1番大切なことは、お勉強をするため、学ぶための、心身ともに健康なベースを作ってあげることなんです。
ベース作りとはざっくりいうと「しっかり睡眠をとる」こと「しっかり食事をとる」こと「サークルやバリケンで排泄ができる」こと「人間とのコミュニケーションに飢える」こと。
人間の子供で考えると想像しやすいかと思いますが、睡眠がきちんととれていない子や十分に食事を与えられていない子は心も体も不安定になりやすい子が多いですよね。
それは犬も同じです。
そして「人間とのコミュニケーションに飢える」とはどういうことかと言いますと、皆さんやはり子犬を迎えたときに、どうしても飼い主さん側が子犬を追いかけまわしてしまうことが多くなりがちです。
これは本当に追い回すのではなく、要はスキンシップを取ろうとして、子犬に直接触ること、関わることが増えてしまい、気持ちの面で子犬を追い回してしまう傾向があるということです。
例えば、5人家族で子犬が1頭としましょう。
1人10分触れ合ったとしても、子犬からするとトータル50分になってしまうわけです。
そうするとどうでしょうか。子犬側からすると触られる、かまわれることにウンザリしてしまう場合があります。
という風に、人から犬を追いかけるのではなく、犬側が人間を追いかける形が1番良いと僕は思っています。それが1番心身共に健康な状態なのかなと思います。
やはり人の方から追いかけてしまうと贅沢病といいますか、わがままが出てきてしまいますから、ちゃんと「1」の愛情を「2」にでも「3」にでもとれる精神状態にしてあげるのが僕はいいと思うので、ずっとフリーの状態で出しっぱなしで、触りまくって、ということは初めからあまりしません。満たされた状態が続くと人に求めることがなくなってしまいますから。
適度な距離を保ち(放っておくのではなく管理はしっかりしてあげるのが前提で)、人に「飢える」という状態を作り、それを利用してその時間にお勉強しましょうね、というのが1番良い流れになります。
【3】に続きます
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