愛犬のしつけって面白くないもの?❷
【改めて犬の教育の必要性について解説】
前回の続きです。
ではここからはしつけ(教育)の必要性について改めて話していきたいんですけれども、やはりね僕は前からずっと言っているんですけど、芸としつけって全く違うじゃないですか。
芸というのはトリックですよね。
でもトリックを教えることが良くないとかいう話ではなくて、それを教えることによって、例えばドックダンスがしたいとか、大会に出たいとか、そこまでいかなくとも色んなトリックを教えて動画を撮りたいとかでもいいですよ。
そうやって一緒に犬と取り組むということは、一つの犬と飼い主の共同作業として目的を持ってやる分にはものすごくいいことだと思います。
ただ、しつけと芸というのはカテゴリーが違いますよ、ということなんですね。
しつけというのは、あくまでも生活の中で必要になってくることです。
でも例えば「1日2回の外散歩以外はずっと繋いでいます」とか、そういう生活をさせてる方というのはもちろんね、「そんなんいる?」みたいな風に思うかもしれませんけれども、やはり今犬と一緒に色んなところに行く方というのは随分増えているように僕自身も感じておりますので、そんな家族にとっては絶対にしつけ(教育)は必要になってきますからね。
やはり犬との行動範囲が広がれば広がるほど必要な教育というのは、増えるんですよね。
簡単な話、一緒にご飯行くだけでも毎回毎回入ってくる犬に対して吠えていたら、たまったもんじゃないですよね。
そうしたらそこでもうちょっと静かに待機して、ゆっくりご飯食べれるようにしたいなって思うわけじゃないですか。
そんな風に課題が見つかる場合もあるでしょう。
他にも普段の散歩ではちゃんとコントロールできてるけど、旅先ではテンションが上がってものすごく引っ張り倒して全然別犬のような行動をしてしまう、とかね。
じゃあそれってもっと色んな場所で散歩したりとかして勉強する必要あるよねとか。
そんな風な課題も見つかるかもしれません。
あとはそういった気になる行動だけでなく、事故ですよね。
例えば不意にリードが外れてしまったり手を離しちゃったりとかして、車に轢かれそうになることもあるかもしれないし、犬嫌いな人のとこに寄って行ってその人がこけてしまったとか。
こうなってくると下手したら裁判になってしまったりもする可能性はあるんです。
実際にこういう例もありました。
お年寄りの方が犬とは接触していないけど、小型犬に吠えられて転倒し入院。
そして残念ながらそこで亡くなってしまったという事故があった時に、かなり高額な慰謝料を裁判で請求をされたというケースもあります。
もちろん亡くなっているんでね、そこに関して高い安いとかっていう話ではないですけれども、そんな風に接触していなくても、大きな問題になったりもします。
そんな風に旅先で、予期せぬトラブルや危険なこともあるかもしれませんよね。
そして人に迷惑をかけるだけでなく、初めての旅行で緊張から一切寝ない、一切食べない、排泄もできないから慌てて家へ帰った。こういう子もいるんですよね。
そういった面に関しても、やはりメンタルを鍛えていかないといけないねということも、やはり課題として残りますよね。
【3】に続きます
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