「良い褒め方・叱り方」「悪い褒め方・叱り方」とは【5】
前回の続きです。
その他のパターンとしては、怒りで頭に血が登ってて暴れている子に関しては、リードで合図を出しても伝わりませんから、グッと上にリードを張ったままキープします。
基本的に1番理想の状態というのは、両前脚が数センチ浮いてる程度のところ。そこでキープします。
そうする事で、怒りでパニックになってるのをクールダウンさせていくんです。
叱るのも、前にいった褒めの場合と一緒でその子その子によって違うんですね。
人に危害加えない子の場合は、さっき言ったみたいに厳しく伝えなくても聞いてくれますから。ピッてちょっと引くだけで「ごめんなさい…」って感じになる子もいますからね。
あとは叱る時の言葉のある・なしというのもその場の状況や個体差にもよるんですよね。
例えば今まで「だめ!」って言って叱っていて、逆に逆上して怒ってくる様な子には言っても意味ないのでその場合は無言ですよね。
こういう様な言っても全く意味がない、伝わらない場合は無言でその瞬間に対応だけで叱るという方が効果的なので、声の有無についても状況によりますよということですね。
叱ることに関しての1番大切なことは、答えを2つ用意しないといけないんです。それは問題がひどい子であっても、めちゃめちゃ軽度な子であっても同じです。
要は叱るだけではダメですよということです。
例えば良くない行動をとった時は叱りますよね。そしてその後に、犬がその行動を改めようとしたその瞬間の初動にすぐ褒めに変える。
そこの判断っていうのその時その時のリアルタイムで、本当に0. 何秒のところをついていくというのが大事です。
だから叱るだけじゃなくて叱りながらも褒めに誘導できるように伝えていくということです。良からぬことをしたらしかるけど、そのあと褒められるところまで誘導できる様にするのが飼い主さんのテクニックというかちゃんと犬を見てやらないといないといけないところというわけですね。
結局は悪いことするかしないかって2択じゃないですか、だからその2択の比率をいい方にどんどん上げていこうということになります。
【6】に続きます
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