【愛犬と一緒に寝てもいいの?】 一緒に寝てもOKな犬とNGな犬の違い【2】

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【愛犬と一緒に寝てもいいの?】
一緒に寝てもOKな犬とNGな犬の違い【2】

前回の続きです。

そしてまた違う面での問題の可能性は、一緒に寝るようになって犬とベッドを共有しているうちに、いつしかベッドが犬のものになってしまう。
「さて寝よう」と思ってベッドに行くと先に犬がベッドに寝ていて、後から自分がそのベッドに入ろうとすると怒るとかね。
これはもう犬の世界・動物の世界は先に入ったもん勝ちで、飼い主さんに対して「お前入ってくるなよ」みたいな感じになってテリトリーを発揮してしまう子もいてますから、そんな傾向を持っている性格の子たちと僕はあえて一緒に寝る必要はないんじゃないかと思っております。危険ですからね。

あとは寝てる時に寝返りをうって噛まれたっていう話もよく聞きますね。
やはり本能が強いというか、野性味が強い子とか怖がりの子なんかは特に寝てる時に触られたりとかすると、ガツっと噛んでしまう子も中にはいているんですよ。
寝返りを打って血だらけになるってもうめちゃたまらんよね。
だからそういう子達は別々に寝るのが当たり前と思いますよね。

補足としてはこれ実は狼もそうで、寝てる時というのは、いくらボスでも体が当たると2位とか3位の下位の狼でも怒るんですよ。
これはね、狼の群れで狼と一緒に生活していたヴェルナーフロイントさんも群れで一緒に寝ている時に何回か殺されかけたっておっしゃっていましたからね。
睡眠時の本能というか、そういうところは侮ってはいけないんやなというふうに思います。
(ヴェルナーフロイントさんについてはいぬプロYoutubeにて詳しく話している動画があるので、興味のある方はぜひご覧ください)

結局トータルで言うたら、一緒に寝ることによってその場所のテリトリーを作らない性格の子、そして一人で寝ることもできるし、預けられて場所が変わっても変わらず寝ることができるとか、そんなふうに臨機応変に環境とか変わったとしてもそれに対応できる子やったら、僕は一緒に寝ていいんじゃないかなというふうに思います。

根っこを考えると、やっぱりタイプがみんな違うわけですからね。
違うからこそ、このテーマに関しては賛否両論あって当然です。
結局のところその個体の持っている性格・性質の話なので、ちょっとそういう傾向があるなと感じたら、一緒に寝るのはやめておこうというふうにするのが賢明かなと思いますね。

特に依存心が強い子、例えば離れただけでピーピーいって、全然離れられないタイプの子の場合は一回でも一緒に寝てしまうと、すぐに味を覚えてしまいますからね。
そうじゃなきゃ寝れない、そうでなきゃいけないというふうに、「ママー!!パパー!!」って呼びまくるようになってしまう。
たった一回やのに、そのたった一回がその子の脳には強く安心を与えてしまうわけなんですよね。そうなるとやっぱりなかなか払拭できないので、そういう傾向にある子やったら必ず始めのうちは別々で寝ること。
小さい時からやっぱりサークルとかクレートを使って別々に寝るようにしてあげてください。

最初はそうです。スタートはそれでいいんですよ。
で1人で寝ることに慣れてきたら、ソファーとか床でごろんとしてるときに一緒に寝てみる。最初はそういう時間ぐらいから初めてまた夜寝る時はハウスに入れる。
依存心が強い子に関してはそういうふうに少しずつ進めることを僕はおすすめしますね。
最初から「寝る時は一緒に寝ないといけない」という条件を設けさせてはいけないですよっていうことです。

【3】に続きます

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