【質問に返答!】口を開けようとすると本気噛みするパピヨン(1才♂) 【2】

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【質問に返答!】口を開けようとすると本気噛みするパピヨン(1才♂) 【2】

前回の続きです。

でもこのご相談いただいたパピヨンの子は1歳でまだまだこれからですし、慢性化しているわけじゃないので、そういう子に関してはどういう風にトライしたらいいかなというふうに考えてみました。
まず体のホールドはできるということですが、それ以外にももちろん基礎的な練習も必要かなと思います。

基礎的な練習っていうのは、まずは指示をちゃんと聞けるかどうか。要は意思疎通がとれるかですね。
あとは口以外、体のどこ触っても大丈夫ですよっていうボディコントロールとか、リードコントロールがある程度できるかとか、こういうところですね。

で、大事なのはここから先の口の中のガードを緩めていく練習。
最終目標は手で口を開けるということを本題としてやる場合で話していきますね。
これはまず最初はいきなりやりたいことからやるのではなく、それの2つ手前ぐらいから始めていく感じがいいと思います。

例えば練習方法として、この子がご飯の食いつきがいい子であれば、ピンセットで一粒ずつご飯をあげていく。
そして徐々にだんだんピンセットの先の方を持つようにしていきます。
先の方を持つことでが、口が開く時に人の指が近くにある印象をつける感じですね。

そして次はそれを体をホールドしながら行います。
出来るなら犬の背中側に飼い主さんがまわって、正座の状態で足の間に犬の体を入れて保定。
片手でピンセットを持って、もう片方の手で顎を保定する感じですね。
その状態で与えていく。
で、このホールドができるんやったら、それとは別に歯ブラシで歯磨きもできたらいいですね。
その歯ブラシにつける歯磨き粉を匂いつき、匂いつきって言うんかな?チキンペーストとかありますよね。
ちょっと美味しいやつにして、いいイメージをつける。
こんな風にとにかく口に携わることっていうのを複数持っている方がまずいいかなというふうに思うんですよね。
もちろん口を開けるというのが目標なんですけれども、そこだけを固執してやるんじゃなくて、口に纏わる練習をしておく。

ちなみにこの練習をする時は、特殊な手袋を使ってもらったほうがいいかなと思います。
貫通しない防刃・穿刺対応の手袋っていうのがあるんですよ。注射器の針も通さないよという手袋なんですね。
万が一のために付けとくのももちろんですが、必ず何か口の中のことをするにあたっては、その手袋をするみたいなふうに犬の頭に入れておく意味としてもいいかと思います。
まあでもドッグフードを与えるとか味付きのものが口に入ってくる練習になるので、イメージとしては悪くはならないはずです。

そしてこれを頻繁に、半年ぐらいかけてやってほしいんですよ。
この子の場合は半年ぐらいかけてやってもらいたい。

【3】に続きます

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