やはり日本のドッグトレーナーより海外のトレーナーの方がすごいの?【3】
前回の続きです。
日本は歴史が長いものの、実際に輸入犬がたくさん入ってきて、ペットブームが来たのは2000年より前ぐらいですから、今から多めに見積もっても約30年です。
この30年でいろいろな犬種が入ってきて、性格や特性などはちょっとずつ広まってきてるという状態になっている段階ですよね。
そういうところでいうと、ヨーロッパの人達の方が今まで色んな犬をたくさん見てきていますし、いろいろな用途でワーキングドッグというのは栄えていますから。
そう考えると、日本なんてこの三十年でまだ初心者のマークをつけてるようなものなんですよね。
僕も世界のトレーナーと比べたら、いろいろな犬種を見ているかと言われたら、少ない方だと思います。
でも日本の犬のしつけっていうのも、ここ最近少しずつですが定着しつつあるように感じてはいます。
やっぱりペットブームからの30年で色んな問題が浮き彫りになってきて、ちゃんと教育をしないといけない!っていう考えの方が増えてきてはいますが、それでもまだまだ意識は低くて世界から見た場合僕らは考え方としては初心者なんですよね。
そんな風に考えたら、アメリカなんかはまだ240年ぐらいの歴史ですが、それでもアメリカとかオーストラリアの教え方は、結構日本に入ってきてますよね。
これは何故かというと、真似しやすいからっていうのが僕は大きいんじゃなかなと思ってます。
大体オヤツを与えながら行う、オペラント方式という感じなので。
もちろんその方法が悪いっていう訳ではないですが、あくまでも僕はイルカショーやアシカショーなどの芸の延長みたいなイメージになってしまうので僕はオヤツは使いません。
でも本当にそれが間違いとかでなくて、いろいろな方法が混ざりあって、その中でその国にどれがフィットするかというところと、今のその国が抱えている飼い主さんと犬との問題は、どれが一番フィットしやすいかとかいうのもあると思います。
なので、同じ問題だったとしても、正解と不正解というのは国や場所、パートナーによっても変わるので、そこは「これが正解!」っていう答えを出すのではなくて、柔軟に考えていただけたらいいかな、と思いますね。
あとは最後に1つ気をつけて欲しいのは、海外で有名だからそれを真似したら何とかなるんじゃないかなというように勘違いをしてしまうことです。
全てを真似ること良いって言うわけじゃなく、国によっては少しずつ違う場合もあるので、そこは特に気をつけて欲しいなと思います。
よければ参考にしてくださいね。
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