やはり日本のドッグトレーナーより海外のトレーナーの方がすごいの?【2】
前回の続きです。
ましてや海外と日本では住居に関しても、大きさが全然違います。
住居だけでなく、路上の道幅も違ったりもするでしょうし、生活自体が日本とは全然変わってくるわけじゃないですか。
やはり日本ではちょっとの吠え声でも神経質になってしまうような住居の狭さというか、密集だと思うので、そういうことも大きな違いかなと思います。
海外では犬が吠えても家と家に距離があるから、別に気にしなくても大丈夫っていう感じですし、ヨーロッパでは番犬として飼われている子もいますから、吠えてなんぼという子もいるように、そこは国によって根づき方が違いますよね。
やっぱりそれぞれ文化というのは違いがあり、その具合でどのようにしつけていくかということも違います。
あと日本というのは細かいルールもいっぱいありますから、そういうところでいうと海外でいくら活躍をしていても、それが日本に合うかというとまた別の話ということなんですよね。
だから僕がいつも思うのは、正解と不正解はその国によっても違うだろうし、日本では合っていなくてもそれがダメなわけじゃなくて、違う国に行けば正解なこともあるということなんですね。
そして犬の存在や権限が、その国の歴史と社会のルールというのでどうやって認められているかによってもやはり変わります。
そこに関しては、いくら日本が2600年の長い歴史があったとしても、犬を尊重することや権限に関しては、世界から見るとものすごく遅れていると思います。
日本では犬の社会進出っていうのがなかなかできないって言うのは問題だと思いますし、でも日本だけでなくアメリカにはアメリカの問題があるし、ヨーロッパはヨーロッパでちょっとずつルールが違うし、扱いが違うこともあり、そんなところで問題があったりするんですよね。
そう考えると海外のトレーナーさんがいくら名前があって腕があったとしてもそれが日本で通用するのかというのは違うと思いますね。もちろん逆もしかりだと思っています。
だから僕もハンガリーから帰った時というのは、やはり日本では犬に対しての考え方が違ったり、認められている権限が少ないわけなので、だからこそそこまで犬のしつけに興味を持たないとか、危機管理もあまり意識する必要ないとか、いろいろな違いがありましたが、そこの違いを埋めていく必要はありましたね。
今はちょっとずつ日本も犬の販売に関しての規制が厳しくなってきたり、犬と一緒に入れますよーとかってというところも増えてきてはいますけどね。
【3】に続きます
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