「良い褒め方・叱り方」「悪い褒め方・叱り方」とは【3】
前回の続きです。
そして練習を重ねていく中で、徐々に褒め方も変えていきます。
例えば答えをだいたい理解してきたなという時、そこからはさらにその正解の行動の質をあげていく練習になりますよね。
そんな時は、最初の「わー!すごいね!」っていう褒め方から、ゆっくり落ち着いて褒める方向に変えていく感じですね。
正解をキープするときもゆっくり落ち着いて。
例えば簡単な例でいうと、待てをかけて離れました。そしてまた犬の所へ戻るまで待てました。
この時の褒めに関しては「わーっ」とテンション高く褒めてしまうとそこで興奮して勝手に待機解除!という風になってしまいがちなので、ゆっくりゆっくり静かに褒めてあげる感じのイメージを持ってやっていただきたいなと思っております。
そして話は初めに戻りますが、褒め方は1つじゃなく、その子の性格や精神状態によって変わるという風に言いましたよね。
次は少し攻撃性のある子の場合のお話をします。
例えば体を触ると時にウーっと唸って襲いかかってくるという子の場合、この場合は褒めると叱る、両方必要になります。
叱るというかその行動を正しながら、その行動を正せたら褒めに変える、という事です。
この時も前回の話と同じで、やっと正解に辿り着けたとか、辿り着くための初動にはかなりしっかりと褒めていきます。
ただしここで褒め方は変えないといけません。
表情や声は変えなくても構いませんが、動きというところで、特に攻撃性のない子達やったらどんどん体に触ってほぐしてあげる様な感じで褒めるんですが、人に危害を加えてしまう子っていうのはそこでワーッとテンション高く褒めて体に触ると、興奮してガッと怒ってしまう可能性があるので、基本的には自分たちの表情や声で褒めを伝えてから、ゆっくりヨシヨシっていう感じに持っていきますね。
でもどんな状況でも体に触れたら怒る子もいてるわけですから、その場合は体には触れずに声と表情のみで褒めます。
本当に犬によって全く変わってくるので、ここは個体差・性格によって様子を見てやり方をどんどん変えていく感じになっていきます。
次回は叱り方について話していきますね。
【4】に続きます
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