愛犬を褒めて伸ばす「だけ」で本当に問題行動は改善するのか?【2】
前回の続きです。
僕はずっと言っている様に、褒めて伸ばす教育が悪いと思っている訳でなくて、褒めるとこを伸ばすためには叱らなければいけないところは徹底的に注意しないと効果がないよ、ということなんですよね。
子供も犬もみんな性格はバラバラじゃないですか。
いう事を素直に聞く子もいてるし、大人が真剣に注意したって全く聞く耳を持たない子や犬もいてます。
だからそういう子たちにはちゃんと自分の良くない行動に対してはリスクがあるんだよという事を伝えないといけないと思うんです。
なので、良くない行動には然るべき処置をするべきだと思います。
そうすると子供だとしても犬だとしても、「なぜ怒られたか」という事がだんだん理解していくんです。
リスクを感じるからこそ、これはやったらあかんなっていう事を学ぶわけですよね。
そしてそれをしなかったら時に褒めれる訳ですから。
ここでたっぷりと褒めて伸ばすんですよね。
褒めて伸ばすことが増えていったら、問題をやる回数がどんどん減ってくる。それが問題の解決になるわけですよね。
犬の教育やリハビリを依頼される方は、様々な問題を抱えてる訳ですよ。
外でものすごい八方美人やけど、家に帰ったら極悪非道な子もいます。犬でね。
子供でももしかしたらいるかもしれませんよね。そういう使い分けする子も。
やはり全てを見ているからこそ、飼い主さんや子供の親っていうのはこの子をなんとかしないとなと思う訳じゃないですか。
でもそういう人の犬や子供に意見をしてしまう方は、その子の本当にその瞬間の一部分を見て、『この子はいい子や』とか『こんな事せんでもこの子には伝わる!』とか言いますからね。
自分の経験だけで語られても、飼い主さんからしたら、何を知ってんの?って思いますよ。絶対に。
その言葉に本当に責任もてますか?という話になってきますから。
自分の犬のしつけや教育に苦労しなかった方でも、たまたま犬の性格がものすごく良い子を選んでいる場合はありますし、そういう方が、「そんなんせんでも犬は言ったら分かるよ」っていう風になってしまうのは理解は出来ます。
自分の犬にそうするのは全然いいんです。
褒めて伸ばして成功する子はそれで良しとしたら良いと思いますし。
ただそれを周りに押し付けないでほしいって事ですね。
それが全ての犬や子供に当てはまらないという事です。
【3】に続きます
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