愛犬の分離不安を改善するには?【3】

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愛犬の分離不安を改善するには?【3】

前回の続きです。

そんな風に日常の生活を見直しつつ、じゃあいざ留守番の練習をするってなった時、まずは本当に短時間の練習からしていきます。

そもそも長い時間の留守番ができない訳ですから、5〜10分の留守番だって不安なる訳じゃないですか。
なのでそういうところから、5〜10分の成功をいかに作り出すかっていうところをまず模索して練習していきます。
成功の実績を作ってあげる必要がありますからね。
そして短時間が耐えられるようになってきたら、次は30分、1時間と少しずつ犬のキャパを増やしていけるように、コツコツと練習していくんですね。

ここまでまとめると、まず日常の中を見直して無意識なところを意識化して犬に誤解されないようにする。
そして色んなところでルールがある、そして留守番にもルールがある事を理解させて、そして出発する前や帰ってきた時の振る舞い方も見直して興奮値を下げる。

これが全体的なトータルなとこの練習になってくる訳ですよね。
ざっくりした説明になりましたが、これが分離不安のリハビリという事です。

そしてそれだけでなく、プラスそこに必要なのが飼い主さんのメンタルの強さと肉体的なタフさなんですよね。この2つが成り立ってこそ改善していきます。

この犬の分離不安、要は依存症っていうのは、言ってみたら飼い主さんの心と犬の心が癒着してる訳です。
これをいきなり引き剥がしたらどうなると思いますか?
出血しますよね?

飼い主さんの心と犬の心がベッタリと癒着している場合、ガッと剥がすと出血する。
出血する=問題行動がひどくなるという訳ですから、次は「あかんあかん」「これ止めな苦情でる」と思ってピタッとまた癒着してしまうんですよ。
で、ここでまた癒着したらどうなるかと言うと、今まで以上に癒着の面積が広がるんですよね。
「もう二度と離さないでね、もうこんなことやめてね」って。
そういう思いから、ひどくなる訳ですよ。
改善されないパターンとしては、こういう繰り返しでひどくなってる訳なんですね。

じゃあこの癒着した分はどういう風に引き剥がしていけばいいのか?というと、要は出血を少なく少なくしながらちょっとずつちょっとずつ剥がしていくんですよ。
これがプランニングになります。

だからしっかり犬の状態を見ながら直していかないといけないですよってなると、やはりこんなん1人じゃ無理やん!ってなるじゃないですか。
だから何度もいうように専門家が必要なんです。

意識的なところを聞きつつ無意識なところも直しつつ、留守番以外のところを見直しつつ。
ルールを作って関係性を作りつつ、そこで飼い主さんのメンタルも支えつつ。
こういうことを順番にやってくれるトレーナーさんっていうのが僕はすごくいいんじゃないかなと思っています。
僕の中の理想ですよ、あくまでもね。
僕がやるんやつたらいつもこういう風にしてますよということです。

これから改善を目指していきたいと思ってらっしゃる方は、こんなトレーナーさん訓練士さんを見つけて頂けたら1番良いかなと思っております。

ぜひ今回の話を参考にしながら、分離不安っていうのは到底1人で太刀打ちできる問題ではないなっていう風に認識をして頂けたらなと思っております。
失敗してしまうと大量出血をさせて、癒着はひどくなってしまいますからね。

ぜひ参考にしてください。

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最後までお読み頂きありがとうございました。
記事を読んでくださった皆さん、読んだ後に「参考になった!」「賛同できた!」と感じられましたら、ぜひこのプロジェクトを拡散していただけませんか?

そうする事で愛犬と暮らす皆さんが正しい情報を知り、間違った情報を正し、認識を変え、それを日本中に広げていくことが出来ると思っています。
ぜひ皆様のご協力をよろしくお願い致します!

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