トレーニング中の飼い主さんの挫折について【3】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

トレーニング中の飼い主さんの挫折について【3】

前回の続きです。

トレーニングを進めていくには心が折れてナンボなんですよ。ほんまに最初は。
そこからしっかりと這い上がって、「自分が正しくスキルをつけないといけないんだな」っていう風な覚悟ができた頃にどんどん成果が出てくると思います。
みんなが誰しもが陥ることなんですよね。

でもここで這い上がれずに挫折してしまう人とか、もっと楽の方法はないのかなっていう風に探してしまう人はずっと漂流してしまうというパターンが多いと思います。
だからなんとか挫折しないように、必ず僕は一旦沈むっていうのは予想をしていつも喋りますし、最初にそれを伝えてしまうことも多いですね。

今はこんな感じやけど、明日からまた別やと思ってくださいねっていうことはよく言います。
でも、だんだんだんだんめげずに続けることでその空いてるギャップっていうのは埋まってくる訳ですよね。
埋まってくることによって、少しずつ飼い主さんの自信も出てくるし、伝え方っていうのは随分変わってきますし、やっぱり何より考え方が変わってきます。
そういういい循環に持っていく事ができたら、軌道に乗っていい結果になってくるんですね。

なので今愛犬の悩みがあって、トレーニングを受けようと思ってらっしゃる方。
もしめげそうになった時はこの話を思い出して、みんな一回挫折するって言ってたなあって思い出していただけたらいいなと思います。

僕らが扱うとパッと変わったとしても、自分たちの時はまた元通りになってしまう。
それが最初のスタートです。
それで腹たつなと思っても、それは伝え方の話なんですよね。
あの人はこう言っていたからあの人にはこうするけど、あなたはそうじゃないからこの通りでいいよねっていう風に犬もなるわけなんですよね。
そんな感じでね、思っていただけたらいいかなっていう風に思っております。

だから挫折は悪いことじゃないので、そっからが始まりだと思ってほしいですね。
そのぐらい時間かかるし、根気も必要です。
何年もリハビリして何年もかかってようやく観察期間に辿り着いた方がよく言われるのは、すごいその子の中身が分かって、もっと知りたいもっと知りたいっていう気持ちが出てくると。愛犬のことがすごい好きになったってと方もいらっしゃるし、前よりか、すごく心が通じているような気がするとか。実際通じていると思います。僕はね。

でもいくら年単位で改善に時間かかったとしても、全然無駄なことじゃありません。
愛犬が年を重ねてお世話をする時に困るよりも、今に頑張っておいて先々シニアになった時に困らないように出来てると思ったらすごくいいことやと思うんですね。
体が動くうちに練習をしておくのはすごくいいことですしね。
ぜひ何かお悩みを抱えている飼い主さんは今から取り組むことを本当におすすめします。
もちろん成犬になってからでもできますからね。飼い主の覚悟あればね。

まあそれを引っ張っていくのがトレーナーさんやと思うので、僕もかなりいろんな説明をして飼い主さんの負担が少ないようには取り計らってやっています。
それでも挫折する時はありますが、「さあ、ここからですよ」という風にはお伝えしています。

だからこれからトレーニングを受けようと思っている皆さんも、挫折してなんぼやなと。そんな風に思って犬と向き合ってやってみてください。

ぜひ参考にしてくださいね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最後までお読み頂きありがとうございました。
記事を読んでくださった皆さん、読んだ後に「参考になった!」「賛同できた!」と感じられましたら、ぜひこのプロジェクトを拡散していただけませんか?

そうする事で愛犬と暮らす皆さんが正しい情報を知り、間違った情報を正し、認識を変え、それを日本中に広げていくことが出来ると思っています。
ぜひ皆様のご協力をよろしくお願い致します!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

関連記事一覧